初期モデルのgt4



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初期型の75年モデルのgt4はフロントのグリルは小さく、バンパーを囲むクロームメッキのフレームが四角くすべて見えている。さらに中に入るバンパーは角が鋭角で薄く、後期型よりもよりシャープに見える。
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リヤバンパーも同様に薄いウレタンのラバーがつく。
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308にはフロントグリル左右にフォグライトが装着され、フロントフードの熱抜きのルーバーは黒のアルマイト塗装が施される。
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それに対し208gt4はすべてのルーバーはシルバー。
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ホィールは初期型のみがホィールキャップのつくCROMODORA製のアルミが装着。
センターにはプラスティック製のDino のバッジがつく。
跳ね馬のものに交換されているものが多いがやはりオリジナルのDinoのものがいい。プラスティック製のものが入手困難なために金属製のバッジがつけられているのもあるが、これはプラスティック製にこだわりたい。
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これは中期のホィール。センターにはDinoのバッジ付き。
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こちらは後期モデル。フェラーリのエンブレムがセンターに納まる。
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シートは初期型のみがすべてアルカンタラ仕様。革や革とアルカンタラの組み合わせは76年以降から。
すべてアルカンタラの初期モデルには独特な良さがある。
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コンビになったのは中期以降。
初期型はシートベルトは巻き上げ式ではなく、だらっとのびたままのものがつく。
気をつけないとドアに挟み込むことさえある。
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ただし初期モデルでもオプションでビニールレザーも選べたようでその場合はドアパネルの内張りにも縦のステッチが入っている。
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通常の初期モデルのドア内張りはアルカンタラ製で後期型のように縦のステッチは入らない。
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ドアの内張りにつくライトも初期型は角が角ばっているものに対し、後期以降は丸くなっているものに変更。上の写真は後期型。
内張りがベージュの一つ上の写真が初期型。違いわかりますか?

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こちらはステッチが入る中期以降のモデル。
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メーターパネルとハンドルのスポークは208が黒、
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308はシルバーとなる。エアコンの噴出し口はダッシュボードの上部のみ。
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中期以降は冷却効果を高めるために上の写真のようにシフトノブの上にエアコンのダクトが追加される。
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助手席側のダッシュボードのもの入れを開けるとダッシュ裏側にミラーがつき、中にはフューズボックスが装備される。
コレも初期型の特徴。
中期以降はダッシュポケットの下にフューズボックスが移設される。ミラーはサンバイザーのウラにつく。
gt4はベルトーネが初めて手がけたフェラーリ。それだけに彼のデザイナーとしてのこだわりが初期モデルには溢れている。
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販売台数を増やすために無理やりフェラーリ伝統のアルミ製の格子グリルをつけた上の写真の後期モデルに比べ、デザインとしては初期モデルの方がすっきりしてみえる。
ドライビングプレジャーは初期モデルも後期モデルも変わらない。しかし個人的にはエアコンの効きも悪く、シートベルトの不便さもあるが、やはり美しい初期モデルが好ましい。

といってもコンディションの良いgt4は年々少なくなっている今では初期モデルにこだわることなく、オリジナル度の高い状態のよい固体をチョイスするのがベストだろう。
最近イタリアからオファーのあるものはマフラーが交換されていたり、シートが擦り切れていたり、いまひとつ欲しくなるような車がない。それだけにオリジナルのgt4は貴重なのです。新車のようにレストアしたものもいいでしょうが、やはり当時のままで残っているものにこそクラシックフェラーリとしての価値を感じます。



  # by cavallino-cars | 2018-03-07 12:45 | Comments(0)

デスビ内部

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昨日ブログで紹介したトラブルのデスビ内部の写真です。
写真右の中央のポールが1分間にエンジンの回転数の二分の1の回転で回り、下の台座の手裏剣のような出っ張りがスイッチとなり上のピックアップセンサーに反応して電気をとばしてプラグに着火させます。
シングルデスビなので右が1から4番、左が4番から8番に信号を送ります。
ちなみに初期型のツインデスビはポイント式。
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1番から4番までのバンクの配線は完全に切れいます。
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もう一方のバンクの配線もご覧のとうりいつ切れてもおかしくない状態です。
これはデスビ内の熱による経年劣化。
ちなみに取り寄せた新しいものはそのままの状態ではつかずマグネットと上のシルバーの台座も削ってやっと取り付けられました。
さすがイタリア製。
交換後は快調そのもの。本来のgt4の調子を取り戻しました。

  # by cavallino-cars | 2018-02-16 11:02 | Comments(0)

セルは回れど、エンジンがかからない。

クリーニング作業をしていたgt4のエンジンが突然かからなくなった。
トランク側のプラグに火花がとばない。
イグニッションコイルの不良かと思ったが、原因はデストリビューター内のピックアップセンサー。
このセンサーでプラグコードに順番に電気を送っている。
デスビを開けてみると、センサーの配線がきれていた。
コードもカチカチに硬くなっているので新しいものを英国に発注。

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本日、フュエルフィルターと一緒に到着。
月曜の夕方に英国のパーツショップにたのんで木曜につくなんてFedex のサービスは素晴らしい。
明日メカニックに取り付けにきてもらいます。これで2台とも作業終了予定。

  # by cavallino-cars | 2018-02-15 16:12 | Comments(0)

trouble shooting

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一般道では快調に走るDino208gt4だが、高速にのって20kmくらい走るとアクセルペダルを踏んでもエンジンのピックアップが悪くなる。
だが1分もしないうちにまた快調に。
キャブも点検ずみでフュエルポンプも新しいものに交換してある。
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残りはフューエルフィルターのつまりかもしれないと考え、フィルターをはずしてみると中はご覧のような状態。
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このキャップは下向きに取り付けられている。オーナーに話をきくと半年以上乗っておらずエンジンもかけていなかったとのこと。
フィルターの中で長期間たまったガソリンが中の水と分離し、水が下にたまって腐ったのが原因。
ガソリンの中に水が含まれているなど考えもしませんでした。
メカに聞いてみると355などはガソリンタンク内にポンプがあるため、満タンにしていないと露出した部分が錆びてしまっているものが
あるとのこと。同様にガソリンに量が少ないタンクには寒暖の差でタンク内壁に水滴がつきそれがガソリンにまざることは考えられます。
できるだけガソリンはいれておいた方がいい。もっと大切なことは月に1度くらいは乗ることだろう。
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錆などの汚れがつまったフィルターとラバーガスケットは新品に交換するため本日英国に発注。
汚れたキャップは中をクリーニングして再利用します。
今までこのような経験はなかったですが、40年間も交換していなかったかもしれないと思うと当然かもしれません。
予防のために症状がでる前に交換したほうがいいでしょう。

  # by cavallino-cars | 2018-02-14 10:37 | Comments(0)

走行2900kmのGTSターボ

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88年モデルの走行わずか2900kmのGTSターボのオファーがありました。
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この車の魅力はその距離だけではなく、その色。
GTSturbo の総生産台数は828台。そのほとんどが赤なのに対し、紺メタリックのGTSはおそらく数台にちがいない。
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内装はダークブルー。
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価格は2900kmというデリバリーマイルという距離もあって高め。しかし自分だけの1台という意味ではかなり魅力的です。
ご興味ある方はご連絡下さい。

  # by cavallino-cars | 2018-02-08 18:04 | Comments(0)

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