ダイナモのオーバーチャージ

gt4にステレオを取り付けたところ、エンジンの回転を3000回転以上に上げると電源が落ちるという現象がおきました。
回転を下げると再びラジオは復帰して音がでるようになります。
他にはドアライトが回転を上げると明るくなる。電圧を調べてみると通常13ボルトくらいのところ回転を上げると17ボルトまで上がっていることが判明。原因はオルタネーターの異常。
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電圧を制御するICダイオード(写真右下の白いプラスティックのパネルについたパーツ)の不良でした。このパーツを交換するとともについでにコイルなどもまき直し、ベアリングも交換するオーバーホールを実施しました。
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同じ症状がでたまま走行していると配線が熱をもち、最悪の場合は燃えてしまう可能性もありますのでご注意下さい。
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上はオーバーホール前のダイナモ。

  # by cavallino-cars | 2025-11-13 12:48 | Comments(0)

1オーナーのGTBターボ

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翌日ハンブルグに1オーナーの1989年のGTBターボを見に行きました。
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朝6時30分発のKLMでアムステルダム経由でハンブルグに到着したのは午前10時40分。直行便はLCCしかないので仕方ない選択です。以前イタリア国内でLCCを使って、欠航になり大変な思いをしたので余裕のない日程の時には大手の航空会社を必ず利用します。
空港まで迎えにきていただき、さっそくクルマをみせてもらいました。
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もともとは手前にGTSターボを見に行く予定でしたが出張前に売れてしまい、かわりにGTBターボが入庫するので見に来ませんかというお誘いがあったため、急遽ドイツまでの航空券を手配しました。
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前日見たクルマとは大違いで35年間でこうも状態が異なるのかと思えるほど。
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フロントレンズ類には飛び石などの傷一つない状態、
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内装のレザーの状態も申し分ないコンディションで、すべての補器類も良好に作動します。
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走行は11700㎞。
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ブレーキペダルとクラッチペダルはゴムがすりきれているものがほとんどですがこの状態です。ちなみにフロアマットのかかと部分のラバーはこれがオリジナル。
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後期になるとフロントフードのロックは左右2か所に変わり、裏側にこのようなカバーがつきます。
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スペアタイヤはスベースセーバーのものが付き、一度も使用したことがないのでしょう。新車時のまま。
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最終モデルのホィールはABSが装着されるためこの形状に変わりました。
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エンジンルームもまるでクリーニングを済ませたような美しさです。
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リヤにつくプランシングホースやGTBturboのデカールもカーボンなどが付着していないこのような状態。
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もちろんバンパーとの隙間も均一です。
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サイドにつくピニンファリーナのエンブレムも傷ひとつない状態。
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マニュアル、保証書、ケースなどもすべて揃い、
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鍵は当時のオリジナル。
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リヤのウインドウを除くすべての窓には車台番号がサンドブラストでほられています。
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エンジンフードには当時の塗料メーカーのグラスリッド製のカラー表示がされたステッカーが貼られています。
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給油口につくラバーのカバーもこのような状態です。36年も経過した2025年にこんなにオリジナルで美しい固体があることが奇跡のようです。オーナーはドイツ在住のイタリア人で登録はイタリアナンバーのまま。
なんとイタリアでの住所は昨日208gt4を購入したトレビソでした。
価格は決して安くはありませんでしたが、このような固体と出会えることはもうないと思い譲り受けることに決めました。
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F40,288GTOのエンジンを作った二コラマテラッツイ氏のもう1台の遺作がこのGTBターボなのは以前にもお話ししました。
私も実際に乗ってみるまでは328を買えない人のための328の廉価版というイメージでしたが、あのターボの加速を味わってしまうとその考えは見事に覆ります。
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ビルヌーブやピローニがF1で活躍していた時代にそのF1ターボエンジンを作ったマテラッティ氏本人がエンツォに指示によりその技術をロードカーに注ぎ込んて誕生したこのGTBターボは40や288GTOと同じ価値があると思います。
日本はもちろん、アメリカでも実際にステアリングを握った人は少なく、このクルマの本来の評価をできる人は今でもほんのわずかです。今やF40 は4億円、288は5億円ともいわれています。彼の設計したターボエンジンを搭載するフェラーリで唯一の低価格?で入手できるモデルという意味でも貴重です。生産台数わずか308台のうちこれほどのコンディションのものは最早存在しないかもしれません。
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仲介に入っていただいたRalf さんに近くのレストランでランチをご馳走になりました。クルマに対する考えが同じで意気投合。ハンブルグに新しい友人ができました。
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ミラノのリナーテ空港まではエア―フランスで。
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シャルルドゴール空港に到着は午後の5時半、すっかり暗くなり、乗換でリナーテに戻ります。
滞在時間わずか2日でしたが、よいクルマと出会えたことを何よりうれしく思います。


  # by cavallino-cars | 2025-11-06 14:10 | Comments(0)

Verona の GTB turbo

Treviso を後にし、次に向かうのはVerona。あのロミオとジュリエットの街。
目的は走行25000㎞の1988年製のGTBターボです。
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イタリアでは黄色の枠は駐車可能。ブルーの枠は専用のクルマしか止まれません。待ち合わせ場所の一つの空きの黄色の枠にクルマをとめて料金を払おうとしましたが私の携帯ではアクセスできず、結局オーナーが来てから払っていただきました。イタリアの駐車事情は本当に複雑です。以前知らずにブルーの枠に停め、罰金を取られたこともありました。
さて地下にあるガレージに実車を見に行きます。
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ぱっとみて水垢だらけなのにまずがっかりしますが、磨けば綺麗になると気を取り直してチェックすることに
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まず気になったのはリヤバンパーの熱による変形、上の部分のボディとの隙間が同じでないのがわかりますか?
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サイドにあるピニンファリーナのエンブレムもリアにこすった跡があります。
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決定的だったのはフロアマットがオリジナルでなかったことでした。オリジナルはかかとがあたる部分がゴム製のものなっており形状が異なります。しかもオリジナルのフロアマットは手に入れるのが困難。
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おそらく走行距離は間違いないのでしょうか、残念です。
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というわけで試乗もすることなくミラノのホテルに戻ることにしました。
気にしない方もいらっしゃるでしょうが、自分なら欲しいか、そうでないかを購入の基準としているので今回はパスしました。


  # by cavallino-cars | 2025-11-05 12:20 | Comments(0)

maserati mistral spider

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1965年モデルのレストアが終わったマセラッティミストラルスパイダーを初めてみました。
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シルバーのボディに黒のハードトップは実にエレガントです。
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エンジンは3種類あり、これは3700㏄のもの。
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マセラッティ社からのサーティフィケーションが2015年に発行されている。
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ホィールはフェラーリでもたびたび使用されているボラーニ製。
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何とも美しいクルマでした。
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特にこのハードトップのデザインは秀逸で今では決して出来ない造形です。
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255馬力のエンジンはこの固体には十分なパワー。
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ドライブフィールが気になります。
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リヤのトランクの容量も多く、ゴルフのキャディバッグは十分2個は積めるでしょう。
以前乗ったのはクーペでしたが、スポーツカーというには少し物足りない印象でした。
しかしスパイダーは圧倒的に美しいこのスタイリングが魅力ですね。


  # by cavallino-cars | 2025-11-05 11:59 | Comments(0)

2泊5日の海外出張

先月28日成田からミラノに向かいます。ミラノ到着は29日朝の6時50分。いつものように空港のハーツからレンタカーを借ります。
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今回はBMWの218ディーゼル。まずはミラノからヴェネツアの上にあるトレビソに向かいます。
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マルペンサ空港からはいつもこの渋滞。
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ベローナをすぎたあたりから渋滞はすっかり解消。パドバの少し上の目的地 Treviso に着いたのは11時。
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76年モデルの208gt4。走行87700㎞だが元のオーナーがメカニックでエンジンはオーバーホール済みとのこと。
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ホィール中期型のものが装着。
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すべてのホィールにはCRPOMODORAとFERRARI の刻印がされている。
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センターにはDino のバッジのみでフェラーリがつくのは4本のホィールのみ。
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内装はすべてオリジナル。
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サイドミラーはVitaloni の刻印のあるオリジナルがつく。リプロ品にはこの刻印がありません。
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エンジンルームを覗いてみるとフユエルホースやプラグコード、ブローバイのホースまで交換してあり、元のオーナーがメカニックだったのがよくわかります。
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さらにリフトに載せて下を見てみると
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スタビのブッシュやブレーキホースなどが交換され、ドライブシャフトブーツからのオイル漏れもない。オイルパンからのオイル漏れもなく、良くメンテナンスされているのがすぐわかりました。
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早速外にだしてテストドライブをし、メーターの作動やギヤのシンクロなどのチェックやブレーキの確認をし契約をするこっとにしました。
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もちろんトランクのカーペットはオリジナルの麻のような生地がはられています。
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鍵はオリジナルのニーマン製のエンジンキーとDinoと刻印されたドアキーが1セット。スペアはOEM製です。
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フロントにはDino のエンブレム。日本到着予定は来年1月。





  # by cavallino-cars | 2025-11-05 11:33 | Comments(0)

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