アントワープ

ベルギーの空港から電車でブラッセルまで行き、電車を乗り換え、アントワープへ。
街の雰囲気は東欧のようでした。

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見に行ったのは308のQV。
新車のような匂いがするとの話はやはりかなり大げさなもの。
新車の時に乗ったことがあるのかいと聞きたくなったほど。

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ところで駅のトイレはすべて有料。
アントワープでもブリュッセルでも0.4ユーロ。
日本円で約50円。初めてのベルギーなので驚きです。

帰り道、売店でワッフルを買って食べてみました。
カラメルで薄くコーティングしてあり、外はすこしだけパリッとして
今まで食べたなかではナンバー1でした。

それにしても寒かった。
この後行ったイギリスでは雪が降ってました。

  # by cavallino-cars | 2010-02-26 14:08 | Comments(0)

British Airways の機内にて

2月19日、先週の金曜日急遽、
ベルギーと英国に車を見に行くことになりました。

飛行機はいつものBA。
マイルでアップグレードしてビジネスクラスで行くことに。

BAのワールドトラベレラーと呼ばれるビジネスクラスは座席がフルフラットになる。
なんら普段のベッドと変わらないので他の航空会社のファーストクラス並みに快適。

これに乗ってしまったら他の航空会社のティケットを買う気はまったくなくなります。
ところで今回は2冊の本を持っていきました。

1冊は池井田潤の空飛ぶタイヤの下巻。
もう1冊は東野圭吾のカッコウの卵は誰のもの。

空飛ぶタイヤは運送会社のトラックのタイヤがはずれ死傷事故をおこし、メーカー側が
欠陥をかくすためその原因を運送会社の整備不良と決め付け、
運送会社社長の苦悩と闘いの日々を書いたもの。

マスコミの怖さ、誤った報道による世間の家族への仕打ち、銀行の融資の打ち切りなど
オンディマンドムービーを見る気さえおきずにいっきに読んでしまいました。

最近の1番のおすすめです。
読み終えた後いろいろ考えさせられました。
上巻と下巻の2冊ですが、文庫本になっていますので是非読んで見て下さい。

もう1冊の東野さん作品は読みやすいのですが、あとに残るものがない
アメリカのアクション映画のようで少々残念。

  # by cavallino-cars | 2010-02-26 13:47 | Comments(0)

キャブレター車はやっぱり最高だ

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28年ほど前、初めてFerrari 308gt4を買って運転して帰る時、
最も印象に残っているのは自分のアクセルを踏む力に応じて変わるエンジンの音色と
キーンという独特なフライホイールの音だった。

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このGTSに乗って久々に当時のことを想い出した。

上質な内装、操作感の良いスイッチ類、
どれをとっても当時の他の車とは比較にならないほどFerrari は特別だった。

それは駅前のビジネスホテルとMonaco の Hotel de Pari ほどの違いだ。

今の430や458は当時の車とは比べられないほど速く、安全になってはいるが、
細かい作りは当時のものにはかなわない。

ウインカーレバーの操作感や質感、エンジン音など
5感に訴えるものが全く違ってきている。

当時のメーター回りのメッキ枠やウインドウフレームにあわせて目立たなくしたドアノブ、
楕円型のLIGHTと書かれたプラスティックノブ、数え上げたらきりがない。

もうこれからはあの当時のようなものは造れないだろう。

寒い英国でGTSのトップをとって聞いた
キャブのFerrariの音は最高だった。

  # by cavallino-cars | 2010-02-03 21:17 | Comments(0)

英国出張を終えて

今回も10数台の308 を見ましたが、
買っても良いと思えたのはわずか3台。

約束の時間に訪ねて行ったら赤のFerrari のキャップに赤のFerrari のトレーナーで
現れたオーナーには驚きました。

どこにでもFerrari フリークはいるのですね。
ライフスタイルとしてかなり疑問をいだきますが、
60歳すぎてもそれだけ夢中にさせる何かがあるのでしょう。

それにしても自分の車の悪いところを言ってくれるオーナーや
車屋の少ないことのはびっくりします。

30年も前の車なのでオリジナルの状態を知らないのか、
それとも故意に言わないのか真意はわかりません。

しかし12時間も飛行機に乗って訪ねて行く身にもなってほしい。
写真は本当にきれいに見えるし、悪い箇所はわからない。

とてもFerrari とは言いがたい車でライクNEWなんてしゃーしゃーと言われると
日本から持っていった手土産を本人の前で投げ捨てたくなることもありますが、
まぁそこは日英友好のためぐっとこらえて
笑顔で握手して別れてきます。

英国ではピレリーがスポンサーになってFerrari Club UKが主催するF40と288GTOを除く
1990年までに生産された車ー308,328,mondialのレースが行なわれている。

今年で8年目です。

あのロック歌手のクリスレアも308gt4で参戦している。
そのせいか308の売り物が年々少なくなっているような気がします。

現地の工場では308のレース車両は必ず目にするので
次はレースウィークにあわせて出張し、
その様子を報告できればと思います。

  # by cavallino-cars | 2010-01-30 20:24 | Comments(0)

英国出張2日目

2日目はまずKENT に向かう。
ブランズハッチサーキットで有名な街だ。

LONDON から車で約1時間半。
8時に現地に到着。回りは何にもない草原。

車をとめていたら遠くから20センチほどの白いものが近ずいてくる。
人かと思ったら白馬が来たのでびっくりした。

サーキットの脇のガレージの中で
F40 と 288GTO に挟まれた308GTS と308gt4 の2台を見せてもらう。

gt4 はオリジナルの内装ではないためNG。
基本的に自分で乗ってもいいと思う車しか買わない。
早速308GTS を試乗する。

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キャブレターの車はやっぱりいい。

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フェラーリ独特のサウンド、細いハンドル、クラシックなインテリア、
アクセルワークで向きを変えられるコントロール性のよさ、美しさと機能性が両立している。

今の車は大気汚染や安全性の法規制もあり、この頃の美しさが失われている。
気温2度の中をヒーターを全開にし、オープントップでとばした。
F430 や599 とは違った楽しさがある。

僕はむしろこっちの方が好きだ。

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英国やヨーロッパの街並みは古い建物を壊さずに、中だけを近代的にして
景観を保っているから美しい。

1度壊したら同じものを作るのに膨大な時間と費用が
かかるに違いない。

東京のような近代的な建物になってしまったら味気ない。
彼らの美意識がそれを許さないのだと思う。

車のデザインも70年代の細かなデティールにこだわったものがなくなり、
どれも同じような形になりメーカーの個性がなくなってきたように思う。

今、ベルトーネなどのイタリアのカロッツェリアは少量生産車の需要がなくなり、
経営危機にある。
JALを救済するようにイタリヤは国をあげてカロッツェリアを救ってほしい。

美術品のような車を作る職人技は絶やしてほしくない。
Dinoのように何時間眺めていてもあきない美しい車はモダンフェラーリにはない。

今後、308やDino,BBなどのような美しい車は市販されることはないだろう。

KENT の後はSouthampton をこえて英国の下の左端のExeter に。

片道3時間半のドライブ。

ここで乗った308は素晴らしかった。

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英国に来た甲斐があった。そのままKnightsbridgeまで乗って帰りたい衝動を抑え、
その場で契約書にサインした。

3月には東京に着く予定。

  # by cavallino-cars | 2010-01-30 19:42 | Comments(0)

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