18年間も魅せられる1台

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昨日308をなんと18年間も所有しておられる方と話ができた。
その方がフェラーリ正規販売代理店の社員であるのにも驚く。

その方の愛車は77年の308GTB北米仕様だが、カムをハイカムに加工し、フライホイールも中を薄くくりぬき軽量化したせいで欧州仕様に近い加速をするという。

北米仕様のオーナーにはまさに朗報とばかりに、いくらぐらいで加工できるか確認してみたが、
やはり200万ほどかかる。

初期の北米仕様のエンジンフードはコの字型のエア抜きではなく、欧州仕様と同じものがついているものが数台あったらしくマフラー周りもすっきりしている。

バンパーを交換してあるその308はエンジンルームを見なければヨーロッパ仕様とかわらない。

バンパーはそれぞれ50kgほど重く、そのステーも片側5kgもあるため交換したという。
それだけで重量は120kgは軽くなった計算だ。

それにしても趣味の車として18年間も所有するということはいかに308が魅力に溢れた車かがわかる。そんな車に出会えることはこの上ない幸福だ。

  # by cavallino-cars | 2011-06-11 13:48 | Comments(2)

北米仕様の308、キャブモデル

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走行僅か13000マイル、約2万キロのコンクールコンディションの308GTBがフロリダで売りにだされている。年式は1978年。

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北米仕様は欧州仕様に比べ、100キロほど重く、パワーも50馬力落ちるが、これほど程度の良い車は売りにだされることはほとんどない。

加速性能の差は比べようもないが、北米仕様の車はヨーロッパ仕様にくらべ、あの独特なキーンというフェラーリサウンドが大きい。
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登録までのすべての経費をいれても500万ほどですむ。

ペイントを含めすべてオリジナルを保つ固体で、数々のコンクールで賞もとっている。
ヨーロッパ仕様の同程度の車の半額で手に入ることを考えると真剣に考えてしまう。
最初から割り切って買っても乗ったらやはりがっかりするのだろうか。

バンパーを交換したり、マーカーを欧州仕様のものにいずれは交換したくなる。
悩むところです。

外装はシルバー、内装はブルーのシートに黒の革。

オーナーによるとこの組み合わせの車両は13台だけ。

  # by cavallino-cars | 2011-06-09 15:16 | Comments(0)

こんなにも違うのか??

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昨日、他社が輸入したヨーロッパ仕様のキャブレターモデルの308を試乗した。

エンジンの始動性もよく、アイドリングも安定している。
だがひとたびアクセルを踏み込むとキャブ独特の蹴飛ばされるような加速をしない。
ヨーロッパ仕様と北米仕様の中間的加速感なのだ。
点火時期の問題か、それともエンジン自体の問題なのか。
いずれにしても調整が必要だ。

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キャブの308の魅力は何と言っても剃刀のような加速感と独特なトルク感だ。
それが少しでも失われている車を運転しているとストレスがたまり、売り払ってしまいたくなる衝動にかられてしまう。

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本来の性能を発揮していない308は328と変わらないばかりか、
その古さだけが際立ち、鑑賞用にはいいが、その魅力は半減する。

こんな状態の車を所有するオーナーは何人いるのだろう。
調子のいい308はインジェクションモデルの328や348などと一線をきす速さと楽しさがある。
一度でもそのステアリングを握ったら虜にならずにはいられないほどだ。

これから購入を検討されている方には何台かの308を試乗することをお勧めします。
すでにオーナーの方は機会があれば、他の308にも乗ってみてはいかがでしょうか。

  # by cavallino-cars | 2011-06-09 11:55 | Comments(2)

BMW Z8 台湾へ

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先月、ショールームにふらっと台湾からのお客さんがZ8 を見に来られ、購入されていかれた。
インターネットがなければ考えられないことだ。

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弊社のステッカーを貼った車が台湾の道を疾走するのは嬉しく、誇らしくも思うが、
程度のよい車が海外に流失していくのは何か寂しい気がする。

ヨーロッパの308のオーナーも出来ることなら極東の島国ではなく、
自国で乗って欲しいと思うのだろうか。

いつか日本には、世界で一番多くの程度のよい308が存在するといわれるように
世界中から最高の車を集めていきたい。

  # by cavallino-cars | 2011-06-06 13:01 | Comments(0)

いよいよ船積みです!!

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マラネロからトラックでイギリスに回送された308 は今Felixstowe の倉庫で船積みされるのを静かに待つ。

いつもは英国の左下のSouthampton からの船を利用するが、
今回はイタリヤから回送してきたためヨーロッパ大陸に近い港からの船積みになる。

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Felixstowe の場所は英国の右下あたり。観光地としても有名なきれいな街だ。

本日、日本時間の午後8時頃からコンテナに入れられ、6月4日発の日本向けの船に載る。

東京到着予定は7月8日。

来週にはマニュアルやスペアキーを含むすべての書類が
Fioravanti 氏本人から直接弊社に送られてくるはずだ。

これからはこの歴史的な308は日本を定住の地とする。
入国する日が今から楽しみだ。

  # by cavallino-cars | 2011-06-02 11:13 | Comments(2)

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