348tb と 348GTB との20馬力の差
若干のモディファイを施され94年の348GTB を最終に生産を終了する。
GTB は外観ではスポイラー、サイドスカート、リヤバンパーの下の部分、エンジンフードが
黒からボディと同色に塗られるようになった。
エンジンパワーは300馬力から320馬力にパワーアップされる。
当時、日本で初めてフェラーリ社公認の1メークレースが開催された。
ロールバーや専用シート、マフラーなどのチャレンジキットをノーマルの348に組み込んで
参加できるレースだ。
私も2年間参戦したが、20馬力の差は富士のストレートでじわじわとゆっくり離される程度。
初期型の348で参加した私はレースではその差で悔しい思いをしたが、
公道で走るなら20馬力の差はまったく気にならない。
弊社にストックしている348はすべてノーマル仕様。
これにtubi のマフラーをつけただけでドライブフィールは
チャレンジカーのようになる。
チャレンジファイナルに参戦した時はイタリヤへも自分の348を持ち込んだ。
初めて走ったコースだったので慣れれば34秒では走れるだろう。
ちなみにデーモンヒルの355でのタイムが1分30秒。
ジャーナリストは348をあまり良くいいませんが、
所詮乗っても数時間程度の人が言うことは
あまり気にしない方がいい。
348はレースの楽しさを私に教えてくれた想い出深いフェラーリだ。
車高を1cm調整しただけで筑波のラップタイムが3秒も速くなったり、
富士ではサスペンションのストロークを短くさせるパッカーをいれることにより
高速コーナーの安定感がますなど、車のセッティングもこの車でおぼえた。
355になってからはニュートラルステアになり、より安定した足回りになったが、
少しトリッキーな348を自由自在に操縦する楽しさは格別です。
348のコックピットに座るたび、鈴鹿や富士、岡山TIそして
イタリヤのムジェロサーキットやフィオラノなどのレースシーンを
回想してしまう想い出の車だ。
# by cavallino-cars | 2011-01-14 15:12 | Comments(0)