Ferrari GTB from Bergamo

208gt4と同じコンテナで送られてきたFerrari GTBturbo が今日の午後3時に通関がきれた。
税関の立ち入り検査が入ったためだ。

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午前中にはコンテナの中に入っていたGTB はすでに外にだされていた。
キーを右に回すだけで電気モーターのように簡単にエンジンがかかる。
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軽いクラッチをきり、左手前のローギヤにシフトして、埠頭の近くにガソリンスタンドに向かう。

給油後は午前中に208gt4のテストドライブをした首都高速に乗る。
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F40 に一度でも乗ったことのある人ならF40の原型は288ではなくGTBturbo にちがいないと思えるはずだ。ヒューンという独特のターボの音や、ノーマルの328より野太い排気音はF40 のそれに近い。
さすがに高速道路での加速は40とは比べようがないが、一般道でひとたびフルスロットルをあたえれば、助手席に座る人は思わずドアのグリップを握り締めるほどの加速をする。

ハンドリングは328とまったく変わらない弱アンダーステアだが、このターボの加速を一度味わってしまうとアクセルを踏まずにはいられない。

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今328GTB とGTBturbo のどちらを選ぶかと聞かれれば、私は間違いなく後者をチョイスするだろう。

この楽しさは乗ってみないとわからない。

  # by cavallino-cars | 2012-08-13 21:43 | Comments(0)

Dino 208gt4 from Mantova

本日、午前中にマントバからやってきた208gt4の通関の許可がでて大井埠頭に引き取りに行った。
通関業者からはエンジンをかけようとしたがセルは回るがかからないとの報告を受けていた。
おそらくガス欠ではないかとのことだったが、とりあえず車を見てみることにした。

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一度コンテナからだされた2台のV8Ferrari は再びコンテナにもどされたようで40フィートのコンテナの中にあった。

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さっそく運転席に乗り込みイグニッションをオンにしてエンジンをかける。
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8秒ほどのクランキングの後に勢いよく2リッター、V8エンジンは目覚めてくれた。やはりインジェクションになれた通関士はアクセルをあわせることなくただセルを回し続けただけだったのだろう。

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初めて日本の道を走ったこの新車のようなgt4のファーストインプレッションは限りなく246Dino に近いということだ。3リッターの308の湧き上がるようなトルク感はないが、全体的に車が軽く感じられる。まるでV6 のDino のエンジンを積んでいるのではと思わせるほどなのだ。
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アクセルにのせた足を数センチ動かしただけで反応するエンジンの素晴らしさはフェラーリならではだ。
夏休みが今日から始まった会社が多いのだろう。首都高速は比較的すいていて、208gt4のテストドライブには最適だった。

緑の多いイタリアのReggio Emillia の街とは対照的なビルの谷間の首都高でもそのレスポンスは変わることなく、ドライバーを魅了する。

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印象的なのはそのエキゾーストノートで、キーンという金属音は308に比べ一段と大きく、排気音は乾いた何ともいえない音色を奏でる。たまたま土曜日に乗った246gt のそれに、限りなく近い。そのレスポンスのよさは246gt の後継車にふさわしい。なぜgt4の評価が低かったのか不思議に思える。これほど運転して楽しい車は少ない。

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それにしてもこの208は実に素晴らしい状態を保っている。
マラネロをでてから37年間も経過しているとは信じられないほどだ。

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こんなコンディションのgt4を日本にもってこれたことを本当に嬉しく思う。

  # by cavallino-cars | 2012-08-13 19:48 | Comments(0)

208gt4 and GTB turbo

italy からの208gt4とGTB turbo を載せた船が8月の8日に到着。コンテナは10日の金曜日に大井埠頭に運ばれた。

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金曜日に税関検査のためいったんコンテナからだされる。
いつもの通関業者がその時の写真を送ってくれた。
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40フィートの2台積みのコンテナの後ろにGTBturbo が、前方に208gt4が積まれてきた。

GTBturbo は簡単にエンジンがかかったが、208gt4はセルは回るがかからなかったので作業員何人かで押してコンテナからだしたという。

通関がきれて、港から出せるのは月曜日。
2台ともイタリヤで試乗して問題のない車なので自走で当日は移動させる予定だ。

  # by cavallino-cars | 2012-08-13 15:44 | Comments(0)

Lamborghini Jalpa

日曜日の夕方、ジャルパを購入いただいたお客さんが引き取りに来られた。

フェラーリと比べるとアクセルレスポンスやスポーツカーとしての性能は落ちるが、何ともいえない古き良き時代の雰囲気をもっている。 

外から聞くランボルギーニV8 のエンジン音は実に心地よい。乾いた何ともいえないその音色は70年代のフェラーリの12気筒の排気音に近い。

今の窓が震えるほどの大音量のモダンカーとは一線をきす、実に心地いい音色を奏でる。

驚くことにハンドルは328や308よりはるかに軽く、クラッチはモダンカーと変わらない踏力しか要しないのもJalpa の大きな魅力だ。

スチール製の重いトップをリヤシートの後ろに収納し、夜の町に響くV8 サウンドを聞きながらのクルーズはスポーツカーは飛ばさなければその意味がないと思っていた私には実に新鮮だった。

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昭和通りを銀座方面まで新しいオーナーのドライブするジャルパとランデブー走行をした。

ベルトーネのデザインした美しいサイドビューとリヤビューを眺めながら、かすかに聞こえるフォーンというキャブ独特の音を聴いているだけでどこまでも一緒に走っていきたい衝動にかられてしまう。

いつかまた素晴らしいコンディションの Jalpa に出会えたら東京に持ってこようと思う。
そして夏の夜の街をゆっくりクルーズしてみたい。

  # by cavallino-cars | 2012-08-07 16:02 | Comments(0)

GTB turbo の速さ

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いよいよ来週の8日にイタリヤからのFerrari GTBturbo を積んだ船が東京港に入港する。
早ければ10日には通関が切れ、日本の道を走ることとなる。

イタリヤで走ったインプレッションは3L の328を上回る速さだった。
1990年6月のカーグラフィックのデータによるとGTB turbo の最大トルクは33.5mkg/4100rpm。
328のヨーロッパ仕様が、31mkg/5500rpm、触媒のついた日本仕様にいたっては29.5mkg/5500rpmしかない。データ的にも明らかに優っている。

あの胸のすくような加速感はデータ的にも実証されていることになる。
首都高速をおもいっきり飛ばしたらどんな印象なのだろう。

久しぶりに胸が躍る思いだ。

  # by cavallino-cars | 2012-08-01 12:18 | Comments(0)

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