見ないで中古フェラーリを購入する危険

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先日、お客様が来店され、経費をだすのでイタリアにある車を見てきて欲しいとの相談があった。
他の業者?のスタッフが現地に行って撮ってきたという20枚のもの写真があり、それを見る限りは問題ないように見える。
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その後、やはり見ないでもいいのでそのまま輸入して欲しいとのこと。見に行く経費を節約したかったのでしょう。
車の瑕疵はすべて本人が責任をもつという。(上の写真と依頼された車は異なります。)
見ないで買うのは必ずトラブルになるのでお断りました。
30年以上前の車は写真でどんなにきれいに見えても、実際は異なるケースがあります。
過去に何十回も経験済みです。
今回は現地に日本人が見に行かれているとのことである程度は信頼できるでしょうが、距離計が動かなかったり、シフトが入らなかったりするものもあります。また知識のある方が見に行かれているかも不明です。まして試乗もしていないならなおさらです。
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マフラーから煙がでているような固体はエンジンをオーバーホールしなければなりません。少なくとも300万円以上はかかるでしょう。
特にターボ車はどんなに内外装が綺麗でも乗ってみると本来のパワーが出ていないものもあります。
本人はオリジナルペイントにこだわっておられましたが、実際に見にいかない限り、それも不明です。
海外の業者はオーナーから車を預かって販売している会社もあります。送金しても実際のオーナーにお金が渡らなければ、車が船に載る事はありません。現地に行って実車をみて、乗って、会社を見て、車検証をみてオーナーを確認し、契約をしてこない限り何があってもおかしくないのです。
現地に行かずに書類だけの契約は危険きわまりないです。
私なら1000万以上もする車をみないで買うようなリスクは決しておかしません。幸運にもたまたまよい固体がくればよいですが、ほとんどの場合、その可能性はかなり低いのです。
イタリアへは12時間で行けます。個人で購入するなら少なくとも自分で現地に見に行って、乗って納得するくらいの覚悟は必要です。
一般の方は港までの回送やコンテナへの積み込み、輸出申告、輸入申告、保険の手配などもできないので後は輸入代行業者にお任せするしかないでしょう。しかし少なくとも現車は自分で見に行くべきです。わずか数十万円をおしんでとんでもないものが来るリスクをとる気持ちは理解に苦しみます。
私は港までの回送にも気をつけます。以前348チャレンジをイタリアのムジェロでレースをするために運んでもらったことがありました。帰りの船に乗る前に何日間かイタリアの空の下におかれていたのでしょう。戻ってきた時には赤いバケットシートが陽にやけてオレンジ色に変わっていました。レーシングカーなのでそれほど気にはしませんでしたが、ロードカーとなると話は別です。
私の輸入するすべての車は屋根のある保税倉庫にいったん運ばれ、そこでコンテナに積み込まれます。
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コンテナ内のラッシング(車の固定の仕方)も前後のタイヤが動かないようにコンテナ内の床に角材を釘で打ち込み、さらにロープで固定します。海上保険の手配もあります。今では凹みは担保されますが、スクラッチは免責となっています。
イタリアの港から出すのがベストですが、シートの革の傷みや盗難などの危険をさけるため、すべて弊社では英国から船に載せます。


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日本にきてからも通関時に車台番号を間違えて申告してしまった場合、その車の通関証明は使えなくなり、国内での登録はできません。
最悪の場合はいったん海外にださなければならないことになります。
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さらに年式証明は現地のものが必ず必要です。年式によって適合する排気ガス基準も異なります。
年式を証明する書類は以前はコピーでも問題なかったのですが、現地での登録証明のオリジナルが必要になりました。
それがないと予備検査が受けらず、日本でナンバーがつきません。
弊社ではオリジナルがない場合はイタリアのPRAという登録事務所に行って発行してもらうこともあるのです。
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現地での注文書はもちろんイタリアクラシックカー協会ASIの証明書に記載されている年式も日本の登録事務所では認められません。
さらにメンテナンスやパーツの手配などのことも考えると輸入、販売実績のある信頼できる業者にお願いしたほうが良いと私は考えます。
安く購入したいと思う気持ちはわかりますがあまりにも無謀で、あまりにも安易に考えすぎているように思えます。
輸入代行会社に依頼する時も十分に相談して依頼するほうがいいでしょう。
私なら、旅費が無駄になっても必ず現地まで見に行き、自分の目で確認してから購入します。



  # by cavallino-cars | 2018-06-26 06:58 | Comments(0)

保税倉庫に到着


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ドイツから購入したDino208gt4 が無事、Southampton の保税倉庫のある英国に運ばれたとの連絡がありました。
後は英国で譲り受けたGTB待ちです。
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GTBはフランスナンバーがつくのでそれを返却し、英国で一度登録しなければならないため少々時間がかかっています。
手続き終了しだい、2台一緒のコンテナに載せて日本に向かいます。

  # by cavallino-cars | 2018-06-07 12:15 | Comments(0)

ジルビルヌーブの308GTS

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今年の5月12日のモナコで行われたRM Southeby's のオークションで
フェラーリの元F1ドライバーのビルヌーブが所有していた1978年モデルの308GTSが269,375EUR,約3470万円で落札された。
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1982年の事故で亡くなるまで所有していたこの車両は最近までマラネロのフェラーリミュージアムに展示されていた車そのもの。
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ビルヌーブの運転していたこのステアリングを握るオーナーはどんな気持ちでこのGTSを乗るのだろう。
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3470万円の価値はあるように思う。

  # by cavallino-cars | 2018-06-05 13:08 | Comments(0)

ブレーキを踏むと右に車がながれる?

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gt4がブレーキを踏むと右に車がながれる症状がでた。通常はステアリングギヤボックスのガタが考えられるが、リフトアップしても問題ない。
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原因は左後ろのブレーキホースの内側の劣化によるダストのつまり。
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本来はこのようになっていなければならないのです。
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ホースの外観はそれほどいたんでいる様子はなかったのでキャリパーを開けてみて初めてわかりました。
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汚れのごみはピストンの中までも侵入していました。こんなにもホース内部の汚れでブレーキラインが詰まっているものは初めてです。念のため前後のブレーキホースを4本交換します。


  # by cavallino-cars | 2018-06-01 15:17 | Comments(0)

ロンドンヒースロー空港とホテル間のHOFFA BUS

今回は結婚式で混雑するロンドン市内へは行かず、空港近くのMarriott ホテルに宿泊した。
空港までの移動手段はターミナル5の一番端の16番にくるHOFFA というバスが便利ということで利用してみました。
片道は5ポンド、730円。往復だと9ポンド1300円ほど。
停留所には何番がどこへ行くということが書いてある。ホテルごとにバスが異なり、行き先の異なるバスが6台ほど20分間隔に運行されている。
Marriott に停車するバスは53番。
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待つこと30分。ホテルまでは10分ほど。途中ドライバーが止まる予定でない場所にバスを止め、降りたので何事かと思ったら水のボトルを買って戻ってきた。
思わず乗り合わせていた方と苦笑い。
日本では考えられません。
その後、乗客がそれを通報したかったのか降りる際にドライバーを撮影したら、乗客をのこしたまま、ホテルにそのお客さんを追っていき、写真を消せとせまったり、もうモラルがなさすぎで、あきれるばかりです。
タクシーで行っても14ポンドくらい。二人で乗れば料金はそれほど変わらないのでバスはお勧めしません。
日本のバスは210円とリーズナブルな上に時間どうりにくるし、ドライバーのモラルもあります。
日本の良さを再発見しました。



  # by cavallino-cars | 2018-05-31 16:39 | Comments(0)

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