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gt4 オーナーは必見!!

gt4の美しさはメッキのきれいさによるところが大きい。
マフラーエンドもその一つ。
これは車検で今月入庫した車両。11年前に弊社が輸入した1台です。
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マフラーを見ると汚れのように見えますが、実はさびによる腐食。
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バンパーにも同じようなくすみやブツブツしたものが見えます。
このまま放置すると腐食がすすみ、最悪の場合は腐って穴が開いたりもします。
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そこで弊社ではピカールをおすすめします。
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数滴、本体または布につけて磨けば、下の写真のように光沢が戻り、さびも防げます。
マフラーは靴磨きの要領で布を使ってクリーニングします。
驚くほどきれいになりますよ。
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バンパーもくすみがとれてピカピカに。
特にリアは排気による汚れも取れますのでみちがえます。

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2ケ月に1度くらいはご確認いただき、汚れてきたら磨いて下さい。

ただしピカールを使用するのはメッキパーツのみ、ボディの塗装部分には
くれぐれもご使用なさらないようにご注意下さい。

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数十分の作業ですみますし、gt4への愛着もさらにわくはずです。


  by cavallino-cars | 2020-05-30 12:12 | Comments(2)

オリジナルの走行10,000㎞の308GTB QV

オリジナルの走行10,000㎞の308GTB QV_a0129711_21123026.jpg
イタリアからFerrari 308GTB QV のオファーがありました。
オリジナルの走行10,000㎞の308GTB QV_a0129711_12492878.jpg
走行は新車からわずか10,000km。まるで今マラネロの工場からラインオフされてきたかのような美しさです。
まさにコレクターズアイテムです。
オリジナルの走行10,000㎞の308GTB QV_a0129711_16595670.jpg

価格は先日ご案内したガンメタのキャブレターの308と変わらないので
迷うところではあります。
オリジナルの走行10,000㎞の308GTB QV_a0129711_12364547.jpg
しかし新車のようなこんなQVとの出会いはもうないでしょう。
オリジナルの走行10,000㎞の308GTB QV_a0129711_12485429.jpg
残りの人生を一緒に過ごすつもりでガレージの他の車を売っても欲しくなる
1台です。いかがですか?

  by cavallino-cars | 2020-05-26 21:22 | Comments(0)

フェラーリの年間生産台数

2019年のフェラーリの年間の生産台数は10,131台。

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ロボットを使い溶接や塗装をするというオートメーション化により1975年当時の
7倍以上になりました。
年間の生産台数の推移は下のとうりです。
1970年  928台    Dino246 daytona
1972年 1,844台   Dino246 daytona spider
1974年 1,436台
1975年 1,337台   308GTB fiber Dino208gt4 308gt4
1976年 1,426台
1977年 1,798台
1978年 1,939台
1979年 2,212台
1980年 2,470台
1984年 2,366台  
1985年 2,856台
1989年 3,821台
1990年 4,293台
2015年 7,664台
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フェラーリの年間生産台数_a0129711_10573010.jpg
今やすべてが機械で組み立てられるようになり、当時のようにつなぎを汚して
作業する人たちをマラネロの工場でみかけることはなくなりました。
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人は生産ラインを管理するだけでNEWフェラーリが次々とラインオフされる時代になり、その生産台数は飛躍的に多くなったのです。
上の写真は2011年に訪れた時のショット。
今では若い女性スタッフもフェラーリに大勢勤めるようになりました。

それにくらべ76年のフェラーリはこのような状態でした。
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鉄製ボディのgt4の中に並んでいるのは、ファイバー加工場から上がってきた
ばかりの308GTB。グラスファイバーボディは当初ピニンファリーナの
カロッツエリアにて生産されていたが、鉄製への変更が決まり、プレス型を
製作する間、スカリエッティで作られていました。

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当時はボディラインは手作業で作られ、補修は1台、1台、念入りに目視で
行っていました。上の写真はヨーロッパ仕様のスチールボディのGTB。
リヤの赤い部分はファイバーです。ボディには職人が表面を研いだ跡やリアには
補修した形跡がみられる。この美しいラインは何時間にも及ぶ職人の手による
労力と技術によってできているのがわかります。

下の写真はファイバーモデルだと思われます。
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328以降は赤の塗装の下地は下の写真のようにピンクに、それ以外はグレーの
サフェーサーが吹かれます。
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この写真はGTSターボです。

下の写真はMondialに本塗装の前の下地のサフェーサー処理を行っているところ。
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1台、1台、滑車のついた台車に乗せられ、運ばれてくるボディに次ぎ次ぎ
塗装を吹き付けていく作業はまさに町工場のようです。

おどろくことに彼らは有機溶剤や塗料飛沫に対する防護マスクすらつけていません。
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フェラーリの年間生産台数_a0129711_14201071.jpg
ラインオフされた車の最終チェックも人が行い、塗装の補修などをしている
様子がわかります。上の写真ではフェラーリのつなぎを着た職人が
タッチぺンで補修をしているのが確認できます。

当時の308やgt4はこのように1台、1台、丁寧に手作りによって作られて
いました。

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繊細なボディワークや内装、手縫いのステアリングなど、手作業で組み立てられた
当時のフェラーリは年間2000台を作るのがせいいっぱいだったに違いありません。
もし今、同じように作ろうとしたら熟練の職人を集めてもかなりの時間と費用が
かかります。年間2000台はおろか、生産することすら、もはや不可能と考えます。

gt4や308のもつ独特な美しさや上質な質感はこのような人の手によってしか
作れないもので、それが今なお人々を魅了し続けているのだと思います。




  by cavallino-cars | 2020-05-26 11:04 | Comments(2)

gt4の美しさへのこだわり

gt4はフェラーリ社の歴史の中で唯一Bertone のデザインした車。
実際に目の前にすると写真で見るよりはるかに美しい。
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当時の顧客は246gtの後継車として2人乗りのピュアスポーツを期待していた
ためその評価はかんばしくなかったようです。

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しかし1980年にピニンファリーナがデザインしたMondialと比べると

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いかにgt4のデザインがコンパクトで素晴らしいかが理解できます。
まぁたぶんに主観的な見方なのでご批判をうけるのを覚悟で述べさせていた
だきます。あくまで私の個人的な見解です。
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Dino246 のフロントからリアまで中央に入る一本のラインはそのままに。
フラットなエンジンフードからゆるかに下がるトランクの傾斜。
ふくよかなラインのリアフェンダー。
そしてその上に作られたくの字型の吸気ダクトなど近未来的な宇宙船のような
斬新なベルトーネならではのデザイン。

前モデルの抑揚のあるラインからいっきにウエッジの効いた直線的なラインを
組み合わせるデザインは強烈なインパクトを今でも見るものに与えます。
デビューした1973年にはまるでショーカーのようだったに違いありません。


リヤバンパーに埋め込まれたバックライトはフィオラバンティ氏の
デザインした308のファイバーモデルにも継承されました。

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直線的なメッキモールを使用することによりシャープなボディラインがより
美しくみえます。
ウインドウ下からフロントにかけて絞り込まれたラインやフロントフェンダー
からリヤのダクトまで続くまっすぐに伸びたライン。
後方にいくにしたがってグラマラスに張り出したフェンダー。

それに前後のメッキされたバンパーのフレームや
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ウインドウを囲むメッキのフレームやドアの前方から後方までのびたメッキ
モールとボディとのコントラストがこの車をよりシャープにそして美しくみせて
います。
板金工場で補修のためにばらす時にその作りをみるたびにいかに丁寧に1台1台の
クルマ作りがされているかがわかります。

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コックピットにもエクステリア同様のこだわりがあります。
カチッ操作感のあるハザードやファンのスイッチ。
そのノブには掘り込みがあり、黄色のラインが塗りこまれています。
しかも固定するナットにはメッキが施されたものが使用されています。
その下には作動をしめすライトが設置。
スピードメーターの表面はガラスが使用され、枠には飾りとしてメッキの
リングが装着されます。

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ステアリングの左につくライトスイッチや
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右のワイパースイッチにはそれぞれ文字が彫り込まれ、白く塗られているのも
当時のデザイナーのこだわりなのです。
ただ単に美しいばかりでなく操作時に指にあたる文字の感触もオーナーに特別な
クルマであることを伝えてきます。

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上のMondial のモダンなメーターパネルの表面はガラスからプラスティック
製のものに変更されました。
トランクオープナーやフォグライトのスイッチはプリントされた文字や絵が
印字されます。それらと比べるとgt4には職人の手の込んだ作業により作られた
良質な質感があります。
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そんなこだわりはドアロックの下につくメッキのリングなどからも感じられます。
ちなみに廉価版だった246ディノはラバーのリングでした。
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センターコンソールの矢印が彫り込まれたパワーウインドウスイッチや
フェラーリ伝統のメッキのシフトゲージ、メッキフレームの灰皿など
当時のフェラーリには細部にわたるまで美しさにこだわった、
もの作りがされています。

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Dinoほど抑揚はないですが柔らかい曲線を描き、テールエンドに向けて
絞り込まれたリアフェンダーのラインは職人が手作業でたたき、
そして削りながらつくりだした美しいものです。
前後のフェンダーアーチやリヤピラーのルーフからの直線的なラインも
同じです。
リアピラーのエンジン側に回り込むカーブはオートメーション化された
現代のフェラーリにはない美しさです。

Daytona や246に使用されたキャレロ製のシグナルライトとブレーキライトを
組み合わせて作られたメッキ枠のテールライトも素晴らしい。
ベルトーネならではの発想です。

ボディの形成や塗装は当時はモデナのカロッツエリアスカリエッティで
行われていました。

モックアップの金型から鉄板を形成し、1台、1台、手作業でハンマーで
形を整えていく。
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塗装は列をなしてレールの上にのってブースに運ばれてくるgt4に順番に
職人が丁寧にガンで吹き付けていきます。

その後、電装品とエンジンを組み込み、内装をつけ完成車となるのです。

この車には、まだ手作業で溶接や塗装が行われていたイタリアのカロッツエリア
スカリエッティで作られたものだけのもつ美しさがあります。




  by cavallino-cars | 2020-05-26 09:25 | Comments(1)

small Ferrari の造形の変化

small ferrari はDino206gt から始まる。
下の写真は以前の私の愛車だった246gt。
バンパーは左右2分割のメッキのものが前後に装着。
ミッドシップではあるがリアにはトランクスペースも備える。
エンジンフードとトランクフードは別々に開く。
ピニンファリーナの独特な曲線をえがくその美しさは今でもファンを魅了する。
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ドアオープナーはドア上のメッキの上に横向きにつく。
なるべくオープナーを目立たせない工夫がされている。
前後につらぬかれるフロントからリアまでのセンターのラインが前後フェンダーの
抑揚あるラインと美しいコントラストをなしている。
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308のボディサイドには中央にフロントからリアまでへこんだ、中が黒く塗られた
ラインがある。この直線的なラインがフェンダーの美しさをさらに強調している。
ドアミラーからリアクォーターウインドウまで続くラインは
下に緩やかな曲線をえがく。
リヤクオーターウインドウにはガソリンキャップを隠す三角形の
小さなルーバーが左右に装着。
こんなところにもボディの美しいラインをガソリンキャップでくずした
くないというデザイナーのこだわりを感じざるをえない。
前後バンパーはDinoの2分割のメッキタイプから1本型のファイバー製のものに
変更された。この曲線と直線のコントラストこそこの車をより美しく見せている。

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フロントのヘッドライトポット上にはラジエターからの熱抜きの
ダクトが新設。
左右のフェンダーの冷却ダクトは2.4リッターから3リッターに大型化した
エンジンの冷却効率を高めるためにより径の大きなものになった。
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リアのエンジンフードには熱抜きのためのルーバーがつくようになる。
このフィン型の下には木の葉などが入らないよう網がはられている。
斜めに取り付けられたバーはデザイン的に美しいばかりでなく
熱が後ろにぬけるように設計されている。

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トランクはエンジン後方にあるが、Dino のようにフードを別々に
開けるのではなく、エンジンフードを持ち上げ、手前のファスナーをひらいて
アクセスする。


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エンジンフード上のルーバーはアルマイト塗装がされ、エアクリーナーのために
せり上がったエンジンフードの角度にあうように1枚1枚カットされている。

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フロントバンパー内にはウインカーとポジションライトを内臓。
フロントからリアまでコの字にへこまされたラインの奥は黒く塗られ、
Dinoよりも曲線と直線のラインのコントラストをよりはっきりさせている。
フロントタイヤ前につくウインカーライトにはメッキのリングがつく。

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秀逸なのはドアオープナーだ。
308の美しいボディラインを崩さないようにドアウインドウの縦のフレーム
にそって形成された。
ちなみにこの話はこの車をデザインしたフィオラバンティ氏本人から
マラネロでお聞きしたものです。
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マフラーはシングルパイプ。ファイバーモデルはリヤバンパーにバックライト
も内蔵されていた。
スチールボディになってからはリヤの左右のシグナルライト中央にライトは
移設された。
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QVになるとドアミラーが電動になり、形状が変わる。
さらにラジエターの熱抜きのダクトがフロントボンネットにも追加される。

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ウインカーライトはメッキのリングのつくものからプラスティック製の
長方形のものに変更。
フロントのボンネットから前方に向かうラインはバンパーの面で角度を変えて
下をむく。
そのラインは上の写真のようにサイドにまわりこみ、
ウインカーの位置にまで伸びて処理されている。
これは初期の308から変わらない。

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ちなみにバンパーとアンダーパネルが一体となった328からは
このラインはなくなってしまった。

6枚上の赤のGTBの写真でも同じラインが確認できる。

ホィールは14インチから16インチにインチアップされ形状も少し変更された。


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エキゾーストはシングルパイプから片側2本ずつのツインパイプとなる。

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328になるとぐっとモダンな印象に。
基本デザインは変わらないが細かい変更が施される。
ドアハンドルはドアのダクト上に移される。
初期型はドア本体をへこまされてつけられていたが、後期になるとドアに穴が
開けられ、ハンドルの枠にラバーパッキンがつくようになる。
QVまでのドアハンドルと比べると美しいラインがくずされていることは明らか。

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さらに前後のバンパーはアンダーパネルと一体成型のものに変更される。
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ウインカーとポジションライトは308のバンパーに内蔵されたものから
ラジエターグリルをカットして左右にアッセンブリーとして組み込まれる
ようになった。
ヘッドライト上のラジエターの熱抜きのダクトは廃止され、ボンネットのみに。

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エンジンフードの熱抜きのルーバーは308から変わらないが左右一本ずつだった
ものが北米仕様と同じコの字型に変更された。

フロントフェンダーにつくウインカーライトはタイヤハウスの
前から後ろに移設され、メッキリングのつかないプラスティク製のものに
変更。

ドアノブがダクト上の位置になったことにより美しいラインがくずれているのが
この角度からだとよくわかります。

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348になると抑揚あるドアのラインは一直線に。
308のドアからリアフェンダーに続く246から続く美しいエアダクトは
なくなり、ドア下に移設された。
328まであったドアウインドウのフレームもなくなる。
さらにフロントからリアまで続く横一直線のサイドのラインは残るものの、
308のように故意にへこまされたラインではなく、
ボディパネルの接合部分としてわずかに残るのが確認できる。
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フロントのグリルはフェラーリ伝統のアルミ製からプラスティック製に変更。
ラジエターがリアに移設されたことによりダミーのグリルとなり、
ボンネットにも熱抜きのためのルーバーはなくなります。
フロント左下のダクトはブレーキ冷却用。
リヤクオーターウインドウに隠されていたガソリンキャップのふたはフェンダー
につけられた。
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308の左右リアピラーごと開くエンジンフードから348からはエンジン部分の
上だけが開くタイプに。
エンジンフードの冷却用のバーは縦置きになったエンジンの真上ではなく、
後方に取り付けられ、マフラーの熱抜きダクトも兼ねるようになる。
おそらく後に頻発したセンサー異常によるトラブルはこのフードの熱抜きが
十分でなかったためかもしれない。

リヤにあったトランクも348からは存在しない。

前後バンパーはアンダーパネルと同化。
このモデル以降は直線的なバンパーのラインはなくなってしまう。

ドアオープナーはドアのフィンの上にあるボタンを押し込むタイプに変更。
つめの長い女性には少々開けずらかったにちがいない。

伝統の4つのテールライトは姿を消し、横長のもののアッセンブリーが装着。
表面にルーバーが施される。

トランクは今まではスペアタイヤを入れていたフロントボンネット下の
スペースにトラベルバッグが2つほどはいる縦長ものがつく。

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355になるとドアのフィンのダクトはなくなり、大きなダクトに変更。
ドアハンドルはダクトの内側の上部に移設され、ラインもくずすことなく
開けやすくなった。
フロントからリアまで続くセンターのラインはボディパネルの接合部分を
つなぐことで308のスタイルを継承している。
しかしこのラインも360モデナからはなくなってしまう。

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348までの直線的なリップスポイラーはなくなり、
丸くなったバンパーに組み込まれた。

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エンジンフードの熱抜きのルーバーは廃止されフードに穴があけられ、
その下にネットがはられた簡素なものに。
テールライトは初期の4灯式に戻る。このころからプラスティック的な質感が
さらに増してくる。

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360 からは今までのモデルのように地面と平行なサイドの直線的なラインは
なくなり、
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若干後ろあがりの装着されたバンパーのラインが、リアエンドまでななめ後方上に
向かった1本のラインとなる。

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430 も360のデザインを継承。フロントノーズのダクトはよりシャープになる。
リアフェンダーからドアまで続く美しい曲線のラインはさらに大きくなったダクトにより
きられてしまった。
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エンジンフードのルーバーはなくなり、ガラス張りになる。
左右のフェンダーのダクトから流入するエアはリアのメッシュパネルから
排出されエンジンルームとマフラーの熱抜きを図る。
そのためテールライトは上部に移設された。
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ドアオープナーは今まではドア側だけだったが、ドアパネル後方に取り付け
リアフェンダーパネルにへこみを作り、処理。
ドアパネルだけで作るよりもはるかにコストはかからない。

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マフラーはレーシングカーのように上部に移設。その下にはCカーのような
空気の流れをつくる巨大なデフューザーが設置される。

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458となるともはや初期の308の面影けはまったくない。
見比べると溶けたプラスティックの塊のようにも見えてしまう。
430まではあった美しい前後に通る1本のラインは面影さえ
なくなってしまった。
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フロントグリル内におさまるひげのようなフラップは速度により角度が変わり
ダウンフォースを生むという。

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ディノから継承されたフェンダーの抑揚は残ってはいるがリヤクォーターの処理
やテールライトの処理には以前の美しさは感じられない。

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バンパーという概念は今や失せ、この巨大なプラスティックのパーツにとって
変わってしまった。押すとへこむような軽いパーツはレーシングカーのそれに
近いがはたしてロードカーに求められているのかは少し考えてしまう。
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あの308の手作りのような美しいエンジンフードの熱抜きのルーバーと見比べ
てしまうとどうしても陳腐にみえてしまうのです。
フェンダーに開けられた給油口のフラップやボディのラインをだいなしに
してしまう飛び出したドアノブなども同様です。

フェラーリの年々コストを削るために行われた変更が初期モデルから
現行モデルまでの変化を見比べてみるとよくわかります。

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458になってからはドアハンドルはドアだけに収まるようになるが
ハンドルはドアパネル面から飛び出し、そこにはボディラインを
くずさないようにしようとするこだわりはみられない。

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フェラーリに限らず最近のスポーツカーは加速性能や最高速にこだわり、
デザインの美しさへのこだわりがなくなりつつあるように思う。
その性能に多くのお金をかけすぎ、美しさへの投資がされていないように
も感じます。
現にデザインはピニンファリーナから自社で行うようになりました。

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私がクラシックフェラーリに魅了されるのはその美しさと40年前に作られたとは
思えないポテンシャルにあります。
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当時のフェラーリにはフェラーリにしかない、イタリア車にしかない美しさ
とオーラがありました。大きさも一回り以上小さいのもいい。

small Ferrari の造形の変化_a0129711_14134107.jpg


もちろん加速性能やブレーキングではモダンフェラーリとは
比べようもありませんが、運転していて思わず叫んでしまいたくなるような
感動と今見ても色褪せない当時のデザイナーのこだわり凝縮された美しさが
gt4や308にはあるのです。

  by cavallino-cars | 2020-05-21 15:30 | Comments(2)

308GTB のイタリアからのオファー 

308GTB のイタリアからのオファー _a0129711_23515387.jpg
18日に外出禁止措置が解除されたイタリアから1980年、キャブレター、

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ドライサンプモデルの308GTBのオファーがきました。

308GTB のイタリアからのオファー _a0129711_23523118.jpg

ガンメタリックにベージュの内装がシックな308です。

308GTB のイタリアからのオファー _a0129711_23562175.jpg
赤以外の308をお探しの方には最適な1台になるでしょう。

308GTB のイタリアからのオファー _a0129711_23420630.jpg
ご興味ある方はご連絡下さい。

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  by cavallino-cars | 2020-05-19 00:00 | Comments(0)

Aosta からの208gt4

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Aosta からの208gt4は思いのほか整備に時間がかかり、2月に完成。

その後塗装の補修にとりかかり、やっと今月末にその塗装作業も終了する。

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当時のラッカー塗装は45年前のもの。

そのままでも磨けば十分な輝きを取り戻すだろうが、

どうしても小さなひび割れなどが気になってしまう。

それらの個所を補修していったらほとんどパネルを塗ることになってしまいました。

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リヤクォーターのガラスは装着したまま塗るとマスキングテープの跡が残るので

左右とも取り外します。
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フロントウインドウのピラーの付け根からリアクォーターウインドウまでの水切りメッキモールも

塗装前に取り外します。

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リベットで止まっているこのモールはボディとの間に水が入らないようにノリで接着してあります。

製造されてから45年も経過しているためその接着力も低下し、リベットをとると簡単にとれました。

しかし過去に一度でも外してあるものは再び接着してあるため、メッキモールとボディが

しっかりと固着してしまって慎重に外しても、曲がってしまうことがあるのです。

幸いこの固体は一度も外したことがなかったようで簡単にとれました。

このモールは新品のパーツもありますが、長さが3㎝ほど長く、

オリジナルを再使用をするのが一番です。

ドアのウインドウを囲むメッキモールも本当は取った方がいいのですが、

取る際にどうしても傷がつくので、今回の車のようにきれいなメッキの場合は

マスキング処理で仕上げます。
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上の写真のドアのメッキモールを外す時に丸く囲った縦のメッキ部分に傷がつくのです。


当時のフェラーリはボディはまず、さび止めの黄色の塗料が塗られています。

その上にファイバーはオレンジ色、スチール製の赤の塗装の車にはピンク色の、
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それ以外の色の車には写真のようなグレーのサフェーサーと呼ばれる下地剤が塗られます。

その上に赤やシルバー、ブルーなどの色の塗装が施され、さらにクリアが噴かれるのです。

もちろん前後のバンパーは取りはずして塗装をします。

さらにバンパーを囲むクロームメッキのフレームは再メッキを施しました。

新車のような塗装になったこの固体に45年前のバンパーをそのまま取り付けるのは

ゼニアのスーツに汚れた靴をはようなものです。
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下のアンダーカバーはファイバーで補修して傷を修理し、サフェーサー処理がされました。

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ノーズの跳ね馬は取り去り、穴を埋め、Dino のエンブレムだけにします。

ボンネット左右のパテ処理の跡はフェンダーとボンネットの面を㎜単位であわせるため。

ボンネットの面とフェンダーの面がフラットにすることでシャープなベルトーネのラインがより

美しく見えるからです。

この固体は事故もなく、何か所か塗装の補修の跡はあったものの、状態はすこぶるいい。

色が入ればマラネロから1975年に出荷された時のような輝きを放つことでしょう。

あと2週間後にはまばゆいばかりのgt4がショールームに入ります。


  by cavallino-cars | 2020-05-18 23:15 | Comments(0)

メーターの照明はいつも明るくすべし

308のメーターパネルの照明は今のものと比べ、かなり暗い。
経年劣化で暗くなったのではなく、もともと照度が低いのです。

数か月前にお客さんの308を引き取りに伺った。

会社に戻る途中、暗くなってきたため、スモールライトを点灯。
この308でライトを点灯しての走行は初めてでした。

この固体は弊社で販売した車両ではなく、メンテナンスだけを依頼されていた車。

ポジションライトをつけてから10分ほどして焦げるような臭いがし、
さらに3分ほどしてダッシュから煙がでてきた。

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すぐに路側帯に停めて、下をのぞくと湯沸し器の種火のような炎が
ゆらゆらゆれている。
持参していた水ですぐに消火。
こんな経験は30年間車の販売をしていて初めてです。
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点検したところ、メーターの照度を調整するディマースイッチのコイルの
配線部分から発火したことがわりました。
溶けた配線はタコメーターの照明バルブからのもの。
接続のプラスティックのカプラーは原型がわからないほど焼失しています。

メカニックに聞くとこのコードが溶けるのは、メーター内のバルブが
正規のものから明るいものに交換してある場合がほとんどとのこと。
確認してみると予想どうり、本来のバルブよりワット数の高い、
明るいものが装着されていました。
おそらく昔のオーナーがメーターを明るくするようにどこかの工場に
依頼したのでしょう。


照度をマックスにしてれば今回発火の原因の一つとなったコイルは
熱を持ちませんが、
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照度をしぼると上の写真の左のコイルが赤く変色するほど熱をもつそうです。

アンペアの違うバルブがついていたため配線のカプラー部分が発熱して溶け、
その溶けたプラスティックがコイルに落ちて出火したものとおもわれます。
写真上のソケット部分にカプラーが差し込まれる。
黒いすすがついているのが確認できます。

現オーナーは夜はあまり乗らなかったようですし、
バルブは交換していないとのことなので以前のオーナーが交換し、
何年もの間のうちに配線が劣化して今回のようなことになったでしょう。
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すぐに消火できたためにタコメーターのカバーは煤で汚れはしましたが、
機能は問題なし。
クリーニングして再使用することができました。
気が付かずに乗り続けていたらメーター回りは溶け落ちていたでしょう。
そう考えると本当に恐ろしい。

新品のメーターはもちろん、中古のものも手にいれるのはかなり困難なので
すぐに火が消せたのは不幸中の幸いでした。

何か変な臭いがしたり、煙がでたら、安全なところに車を停めて
確認することが必要です。

タコメーターの照明は正規のアンペアのバルブに交換し、
配線を引き直し、修理は完了。

ディマースイッチの照度はいつもマックスにしておくことをお勧めします。
弊社でも今後整備で入庫する車両に関してはこの部分もすべて
点検することにしています。

  by cavallino-cars | 2020-05-16 11:38 | Comments(0)

外気温30.5° 

本日の東京の外気温は30.5度。
外気温30.5° _a0129711_20074641.jpg
これくらいの温度だと308のエアコンは十分に効いて、窓を閉め切ったコックピットでも
汗ひとつかきません。

246gtを乗っていた頃は同じ気温でも窓を開け、三角窓から風を入れても
背中は汗でビッショリ。

488や812のように寒くなるほどは冷えませんが、快適、快適。


  by cavallino-cars | 2020-05-13 20:12 | Comments(0)

排気漏れ-アルミテープでは排圧に耐えられませんでした。


排気漏れ-アルミテープでは排圧に耐えられませんでした。_a0129711_16091151.jpg
排気漏れ-アルミテープでは排圧に耐えられませんでした。_a0129711_16110367.jpg
前回耐熱のアルミテープで補修したマニホールドですが、アイドリングでは
大丈夫でしたが5000回転まで一気に加速テストをしたら、あっという間に
とれてしまいました。
排気漏れ-アルミテープでは排圧に耐えられませんでした。_a0129711_10510918.jpg
そこで今回はHOLTSのマフラー用のバンデージを使用。
穴の回りの汚れをとってからアルミテープを穴の上にはり、水に2秒ほど濡らした
テープを
排気漏れ-アルミテープでは排圧に耐えられませんでした。_a0129711_10512905.jpg
マニホールドにぐるぐる巻いていきます。
その後左右を針金で固定。8時間ほどで固着するとのこと。
アイドリングでは30分で硬化するとのことですが、キャブの308をそんな長くアイドリングするのは
無理なので1晩おいて、翌日テストしました。

結果は良好。

同じような症状のマフラーには応急処置としてこの英国製のHOLTS のバンデージをご使用下さい。

  by cavallino-cars | 2020-05-13 16:33 | Comments(0)

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