当時フェラーリは一般車の販売実績がふるわず、フォーミュラ1のエンジニアだった二コラマテラッツィ氏がエンツォフェラーリに指示により一般車の開発を始めることになる。彼が手掛けたのは、まずは288GTO、次にGTBturbo、そして最後はあのF40だった。

彼はスポーツカーにとって最も重要なファクターはその重量と考えていた。最初のF40の重量は1093㎏だったが、フロントカウルのカーボン目をけすために本来13キロだったものが18キロに増え、その他スライド式のプラスティックのウインドウがガラスに変えられたり、最終的には1150キロにまで重くなった。
そのことにマテラッツィ氏はかなり不満だったようで、後日そのことについて本末転倒だと語っていた。

まさに同感で、軽さこそスポーツカーにとってはその操縦性や速さなどに大きく影響することなのです。
現行モデルの296gtbは1470キロ、12チリンドリは1560キロ、849テスタロッサは1660キロもある。
もしエンツォが生きていたらむだな装備をとりはずし、極限まで軽量化したモデルを限定車として販売していたかもしれない。
もし今、重量1100キロのフェラーリを作ったなら、とんでもなく魅力的な1台になるはず。
スポーツカーに何を求めているかが最近では変わってきたたようが気がする。