
2022年10月にドイツのデュセルドルフから譲り受けた308GTBのファイバーモデルが再び弊社にもどってきました。

イタリアのブレシアのオーナーに1976年5月18日にデリバリされたこのクルマはその後、ドイツの住むコレクターのもとへ売却される。内外装はすべてオリジナル。

2017年7月にドイツで行われたコンクールデレガンスでは入賞。
その時のカタログなどもある。

工具類はもちろん、

マニュアル、マニュアルケース、保証書なども当時のものがそのまま残っている。

リヤのテールライトはすべてSIEM社製。スチールボディになってからはカレロ製のものに変更された。

ドアミラーもVitaloni の打刻のある当時のものがつき、フロントウインドウも新車時のものがそのまま装着されている。

日本に到着後は塗装の補修を実施。



その後、

ドライブシャフトブーツ、

オイルパンガスケット、オイルシール、チェンジシャフトシール

サイドブレーキ下のバルブの交換などの作業を行い2年前に納車した1台。

なんといってもこのクルマの素晴らしさはそのドライブフィールにある。スチールボディにくらべ、明らかに軽いボディはオーナーならば運転すればすぐに気が付くだろう。トップエンドまで一気に回るエンジンの気持ちよさはスチールボディのそれに比べ、明らかに勝る。
今年は308の生誕50周年。それにまさにふさわしい1台だ。
現在ショールームに展示中。