オーバーヒート

先週オーバーヒートで308gt4がキャリアで運ばれてきました。
オーバーヒート_a0129711_09572168.jpg
最初は電動ファンの故障か、サーモスタットの不良かと思いましが、
原因はエンジンからラジエターにつながるウォーターパイプを押さえるバンドの亀裂によるものでした。
見た目では交換されているように見えてわかりずらいところでした。
目視ではどこからもれていたかがわからないため圧をかけてテストしてみた結果、ポタポタクランプでとめているホースから漏れるのが発覚してここから漏れているのがわかりました。ブラスのネジで閉まるはずのバンドがネジ部分がバカになっており、ある程度までは閉まるのですが閉まりきれずに漏れたもの。
圧力がかかった時にすこしずつ漏れていたので、ガレージの床にはたれていなかったのでしょう。
オーナーの方も気が付かなかったのだと思います。
オーバーヒート_a0129711_09581655.jpg
ついでに劣化したリザーブタンクのキャップも交換しました。
オーバーヒート_a0129711_10110620.jpg
このキャップの適正圧は0.9バール。
市販されているものには1.2バールのものもありますので注意してください。
すこしずつ漏れて水の量が減り、ヒートしたのだと思います。冷えている時にたまにエンジンルームのタンクを開けて水が減っていないか確認することをお勧めします。適切な水の量はキャップから5㎝ほどの位置です。

  by cavallino-cars | 2024-12-09 10:17 | Comments(0)

<< ブレーキホース すり減ったカムシャフト >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE