先週、弊社から3台のクラシックフェラーリをご購入いただき、コルソフェラーリクラシケにも一緒に参加したお客さんからアルファロメオに同行してくれないかと誘われ、行ってきました。なんと世界33台限定のニューTipo33 を購入したからでした。
日本では一人だけ。投資目的や宝石のように飾るだけの人ではなく、出来るだけ乗ってもらえる人で、しかも現代のアルファを所有する人という条件でたくさんの希望者の中から最もふさわしいという理由で選ばれたとのこと。
今回は現地の滞在費はすべてアルファロメオの招待。前回トリノのアルファミュジアムに行った時は新しく発売される33ストラダーレのコンフィグレーションを行うのが目的でした。まだ発表前だったため守秘義務があり、皆様にはご案内できずにいました。
今回の目的はオーナーへのインタビューと雑誌の取材のためです。
12日のANA203便で羽田からフランクフルトへ、
フランクフルトでルフトハンザ航空904便に乗り換え
ミラノのリナーテ空港には13日の朝10時に到着。イタリアはいつも青空で迎えてくれます。
アルファロメオの運転手が空港まで迎えにきてくれ、そのままホテルへ。
到着すると広報のカミーラさんが出迎えてくれました。
オーナーのUさんに33ストラダーレの模型をプレゼント。
そのままランチに招待され、当日の夜はミラノのアルファロメオミュージアムの館長のLorenzo 氏と広報のCamilla さんとレストランでディナー。
ディナーの前には今回のアルファTipo33の開発責任者の Cristiano Fiorio さんと Lancia の CEO のルカナポリターノ氏が挨拶にきていました。これだけでアルファがどれだけこのプロジェクトに力をいれているかが伺えます。
こちらは今回アルファが用意してくれたホテル。
近くにはクラシックなトラム(路面電車)が走ります。
イタリアに到着した翌朝はいつも5時頃目が覚めてしまいます。
これはホテルの部屋のベランダからみた風景。
その後クルマで20分ほどのアルファのミュージアムへ。
14日は9時からインタビューが始まります。今回は1分ほどのプロモーションビデオのために今日と明日の2日間の撮影をします。
まずはアルファが用意した特別なゲストのための会議室で
昨日ディナーを一緒にしたLorenzo 氏と簡単な打ち合わせ。
その後、撮影クルーがU氏を囲み、撮影開始。Uさんが胸につけたマイクで現在所有するアルファの4CやGTAの魅力を歩きながら語ります。
Lorenzo さんと一緒にミュゼオを見ながらのシーンを撮影。アルファとの出会いや日常で使っているGTAの魅力、3台乗り継いだ4Cにつて語ります。
館内には1952年のディスコボランテ、
65年のジュリアスプリントスペチアーレのプロトタイプ、
1968年のマルチェロガンディーニがデザインしたカラボ、
33ストラダーレのメカニカルユニットを積んだ69年のジウジアローのデザインしたIGUANA。
33ストラダーレのシャーシを使用したピニンファリーナのスペシャルクーペ。どれもその美しさに圧倒されます。
Uさんがコレクションを見てる間もカメラはず~と回りぱなし。
そして1967年に18台が製造されたTipo33に実際に乗り込み、
コックピットに納まる姿にもカメラがよります。
それにしてもここに展示されている70台のアルファのコンディションはどれも素晴らしく、
見ているだけで時間のたつのを忘れてしまうほどです。
アルフェスタでなくとも魅了されてしまうでしょう。
撮影はまだ続きます。この日の最後のショットは博物館の隣にあるミニサーキットで、GTAのショット。
GTAの手前20メートルくらいからUさんが今回の33をどのように使いたいかなどを語りながらGTAに近ずいていくというシーンです。まるで映画のような撮影風景でした。
これにて本日の撮影は終了。アルファのスタッフと記念撮影。みなさん3本指をたてて33を表現。
終了したのはなんと午後6時でした。明日は雑誌の記者さんたちのインタビューです。