クラシックにはきびしい日本の夏

連日30度超えの天気が続く、この季節。
日中のドライブはエアコンの効きも今一つ。さらにエンジンルーム内は80度を超える勢いです。
この高熱は電装系にもいいわけはありません。プラグコードをはじめ、あらゆるものの劣化をすすめます。
今回はgt4のオルタネーターがダウン。
本来の発電をしなくなり、エンジンの始動ができなくなり、入庫してきました。
日中にキャリアカーできましたが、室内のスイッチ類は熱くて触れないほど。
オルタネーターを外し、オーバーホールを実施。
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ついでに本体の錆びによる劣化を防ぐために、まずはクリーニングをして汚れを落としてから塗装を施して取り付けます。
取り外した時は触ると手が真っ黒になるほど汚れた状態でした。
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見えないところに取り付けるので、ここまできれいにしたことをオーナーにも見ていただきたく今回はアップしました。
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本体のシルバーの部分はもちろん、プーリーも汚れを一度落とした後に塗装してから組み込みしています。
一度上がってしまったバッテリーも心配なので、新しいものに交換します。
交換せずに再び、路上で止まってしまうことを考えると安い出費です。
クラシックカーのオーナーの皆様、真夏の外出は出来るだけ避けた方がいいでしょう。
特に渋滞は避け、もしドライブにでかけるようなら外気温の低い、早朝か夜が望ましいです。停める時は日陰にして、エンジンフードを開けて熱気を逃がしてあげて下さい。もっとも35度を超えるような天気の日はたとえフードを開けても冷却効果は少ないと思いますので、出来るだけガレージに納めておくことをお勧めします。


  by cavallino-cars | 2023-07-15 08:43 | Comments(2)

Commented by dino246GTS at 2023-07-16 17:13 x
私のdinoは新装した空調付きの車庫で、主人より良い条件で眠っております。
先日早朝に都心環状線を1周しましたが、背部からの熱気がすごくて
早々に退散しました。
Commented by cavallino-cars at 2023-07-27 19:47
そうですか。私も以前246gtsに乗っていました。屋根を開けて夜たまに乗っていましたが、熱風がフロントから流れてきてこの季節はずっとガレージに保管。246gtも乗っていましたが三角窓を開けてもほとんど風は入ってこないので乗るのは秋から冬にかけてのほんの数か月。それで手放しました。今でもたまにあの軽いエンジンと、コックピットからみえる両フェンダーのふくらみが懐かしく思いだされます。

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