オーバーヒート

4月オーバーヒートした308が入庫。ラジエター下のサーモスタットを交換して30分ほど走行して問題なかったのでそのまま納車しました。もちろんエア抜きも実施。しかしその後オーナーから連絡があり1時間ほど走行したら、駐車場でリザーブタンクからヒートした水が漏れたとのこと。この連休に預かり、点検をしました。
1回目のサーモ交換時のエア抜きが不十分だったのが原因だったようです。通常は2回ほど行えば問題ないのですが、今回はまず引き取って、30分ほど走行したあとに1回、エンジンを一度止めて冷ましてから水温が上昇したところで2回目のエア抜き、翌日エンジンを始動して10分ほど走行してから3回目、ふたたび10分ほど走行してから4回目、その後1時間ほど走行してから5回目、そして最後に6回目のエア抜きを実施しました。
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エア抜きはラジエターのこのネジを手でゆるめて行います。
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シューというエアが抜ける音がしてその後水がでてきたらネジを再び締めこみます。
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もう一か所はエンジンルーム内にあるサーモスタットの上のこのナットを緩めて行います。こちらは工具を使用。こちらはこのパイプを触りながらサーモが開いたことを手のひらで何回か確認します。エアがかんでいるとサーモスタットが作動せずに電動ファンが回らないことがありま。走行中は風でラジエターは冷えますが、停止すると電動ファンが回らないとすぐにオーバーヒートするという典型的な症状です。
次回からはオーバーヒートしたクルマはエア抜きは6回、テスト走行は1時間実施することにしました。

  by cavallino-cars | 2023-05-08 15:42 | Comments(0)

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