先日弊社のお客さんが前を走っていたタクシーが右に曲がった後、動かなかったので停止したところ、そのタクシーがバックしてきて右ドアにぶつかりました。ドライブレコーダーの画像でもバックしてぶつかった時には自車は停止しているのが確認できます。当然過失はないと思い、代車を請求しようと思いタクシー会社の保険会社である東京海上に連絡したところ予想しない回答がきました。
自車の停止時間はぶつけられる前の1秒ほど。停止する前はすぐに停止できる歩くほどのスピード、いわゆる徐行運転です。しかし保険会社の見解は1秒ほどの停止は停止していたとはみなさないとのこと。最低でも10秒は停止していないとだめとのことです。今回の場合は徐行していたが、右折したタクシーが動かないので停止。そこにバックしてきてぶつかってきたという事故。完全にタクシーの運転手が後方確認をしていなかったための事故です。
今回の場合は過失割合が1割ほどぶつけられた側にでるとのことでした。但し加害者の運転者が相手が停止していたと認めた場合には100%過失があるとみなし、東京海上は修理代はもちろん、代車費用も支払うとのこと。今回は運転者本人ではなく、タクシー会社の事故担当の方と東京海上の担当者が話した上のでの結論。代車代はでませんが、修理費用は全額支払うというよくわけがわからない結末となりました。個人がぶつけたのであればまずこのようなことにはならないのが普通。交差点内での出会いがしらの事故であればともかく、停まっているクルマの真横にバックしてきたタクシーにぶつけれて過失割合いがでるのは個人的には納得できませんが、日本のリーディングカンパニーの東京海上が言っていることなので仕方ないでしょう。後日墨田区にある東京海上の損害サービス室の担当者の上席の名前で10秒停止していないと支払えない理由を書いた文章を送ってくれるということです。回答あり次第お知らせいたします。
このような時に役に立つのが自分の保険についている代車特約です。東京海上の場合ですと1日5000円のレンタカー特約が自動付帯。今回のような事故の場合と故障の場合でレッカーで運ばれた場合には15日無料で借りられます。さらに年間9720円払えば1日7000円のクルマが、13,240円払えば1日10,000円のレンタカーが事故の場合は30日間、故障の場合は15日間無料で借りられます。(故障の場合はレッカーで運ばれた場合のみ)この料金は等級がフラットの場合で無事故割引があれば最大この金額の6割引きとなります。(年齢条件やゴールド免許などにより保険料は異なる場合があります。)数千円でこれだけの補償がつくので絶対お得です。
今回のようなことがあるので普段乗っているクルマには代車特約は必ず加入しておいた方がいいでしょう。保険会社によっては1日5000円の自動付帯がないところもありますので確認することをお勧めします。