昨日フィオラノの記事をアップしながら、久しぶりにファイバーの308を走らせた。
![本日は晴天なり_a0129711_12435218.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12435218.jpg)
2011年の5月にマラネロにフィオラバンテ氏から譲り受けた308はあれから12年が経過したとは思えないほど好調で東京の街を走っている。
![本日は晴天なり_a0129711_12465393.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12465393.jpg)
軽いボディ、レスポンスのよいエンジン、そしてコーナリング時のタイヤのグリップをリニアに感じられるステアリング、私がスポーツカーに求めているすべてがそこにある。
![本日は晴天なり_a0129711_12420049.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12420049.jpg)
ゆっくり3000回転くらいで流している時にコックピットに入ってくるキーンというフェラーリならではのサウンドの心地よさ、トップエンドまで回した時のむせび泣くようなエンジンの音、乗るたびに今でも胸が高鳴るほどの興奮を覚えます。
![本日は晴天なり_a0129711_00483388.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_00483388.jpg)
初めてマラネロを訪ねた時は今から30年近く前。348がラインオフされた頃だったと記憶している。当時の工場の面影は今や正面ゲートのみで近代化された生産ラインは当時は想像さえできなかった。
![本日は晴天なり_a0129711_13424070.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_13424070.jpg)
1976年当時の年間生産台数はわずか1600台だった。その頃につくられたこのGTBはボディはもちろん、インテリアにも手作りだけのもつ質感があふれている。現代のプラスティッキーな質感とは比べられないよさがあるのです。
![本日は晴天なり_a0129711_12442344.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12442344.jpg)
当時あこがれたフェラーリ。何年もかかったがそれが自分のガレージにある悦びは格別だ。
348チャレンジに参加したおかげでクルマの挙動も知ることができ、それまで外見だけのかっこよさにばかり目がとらわれていたのが308やgt4のコントロール性の素晴らしさを知ることにより、より一層このクルマが好きになっていく。
レースをしたおかげで今まで知らなかったクルマをコントロールする楽しさを知ることができた。
今思うとそれまではクルマの50%ほどの楽しさしさしか知らなかったように思う。
当時あこがれていたBBやテスタロッサはそのデザインは素晴らしいが、重く、コーナーでのコントロール性はV8フェラーリには、はるかに劣る。
![本日は晴天なり_a0129711_13044398.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_13044398.jpg)
![本日は晴天なり_a0129711_13052217.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_13052217.jpg)
昨年マラネロでレーシングスピードで走らせた時に感じたのはそのペダル配置とシフトレバーのポジションの良さだ。慣れのせいもあるかもしれないがモンディアルはアクセルペダルとブレーキペダルの高さがしっくりこない、550はシフトレバーの位置が高すぎでシフト操作がしずらいが、
![本日は晴天なり_a0129711_12463132.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12463132.jpg)
![本日は晴天なり_a0129711_12455712.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12455712.jpg)
308はそのどちらも何の違和感なく操作ができるのもいい。
![本日は晴天なり_a0129711_12425503.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/202304/11/11/a0129711_12425503.jpg)
このクルマを乗るたびにあと何年フェラーリらしく走らせられるかわからないが、残された時間をおおいに楽しみたいと思う。