ガソリンの劣化

旧車の場合、年に乗るのは1000㎞ほどという方がたくさんいらっしゃいます。
さすがに1年間一度も乗らないという方は少ないと思いますが、問題はガソリン。
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ガソリンはタンク内でも酸化し、劣化していきます。何年も放置したガソリンは揮発性の部分が蒸発し、ドロドロになってしまいます。エンジン内やタンク内のパーツなどの腐植の原因にもなります。さらに古いガソリンは燃焼が悪く、カーボンもたまりやすくなり、エンジン不調の原因にもなるのです。
フェラーリを屋外に置いておく方は少なく、ほとんどの方が屋根付きのガレージ保管です。
朝晩の温度差のすくない屋内のガレージでは半年くらいはガソリンが腐る心配はまずないでしょう。

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しかし愛車を常に調子よく保つためには、すくなとも半年に2回くらいは給油するくらいお乗りになることをおすすめします。
弊社に入庫するクルマでもガソリンがほとんど入っていないものもあります。
ガソリンがタンクの下にしかない場合は、夜間には冷えて水滴がつき、ガソリンに混ざることが考えられます。
もちろん水が混ざったガソリンはエンジンにも悪影響をあたえます。
できるだけ満タンにして保管しておくことをお勧めします。

  by cavallino-cars | 2023-02-01 13:02 | Comments(0)

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