クラシックフェラーリにはほとんどすべてのクルマにチョークがついています。

寒い日はレバーを引いてエンジンをかける方がよい場合もありますが、私はお勧めしません。
レバーを引いて、戻してもチョークのリターンスプリングの動きが悪く戻らない場合があるからです。
今日登録をしたファイバーグラスの308もそうでした。
塗装作業を終え、予備検を取得してかえってきましたが、プラグはかぶり、新しいものに交換しても調子がでません。
原因はチョーク。

ドライバーで指しているこのレバーが上の写真のように右に傾いていればチョークは作動していない状態。

これが正しいポジション。

こちらはチョーク作動時。レバーが左に向いているのがわかりますか?
室内のレバーはもどっているのに、このような状態になっていることがたまにあります。
そのまま走行しているとマフラーからは黒煙がでてきます。
まさにこの状態でした。
万いち、チョークを引いてしまった場合はレバーを戻した後に、必ずこのレバーが右を向いているかも確認してください。
昨日エンジン調整をおえたこのファイバーはスチールボディに比べ、タコメーターがあっという間に6000回転まで跳ね上がるほど。これほど軽さが影響するのかと乗り比べると感じます。

午前中に品川陸運局で登録をすませ、いつもタイヤ屋さんでニュータイヤに交換。
これからコーティングの作業を実施します。
納車はお客様の都合で来年の1月予定。オーナーになられる方はすでに弊社からスチールボディの308もご購入済み。
ファイバーならではの加速の違いを早く感じていただきたいので年末におもちしたいくらいです。
楽しみにしていてください。