Aosta からのgt4が静岡に

イタリアのフランス国境に近い街Aosta から譲り受けたDino208t4を昨日静岡県の愛好家のもとに納車してきました。
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天気は快晴。細かいインストラクションを済ませ、日本平まで20キロほど助手席にのり、操作の説明を行う。
328、430、430スクーデリアと乗り替えてきたオーナーの現在の愛車はDino246gtとアルファの段付き。クラシックの楽しさに魅せられ、今ではその性能をもてあますモダンフェラーリに興味がなくなってしまったとのこと。
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アルファは今は整備中ということでガレージには新旧Dinoが並びます。
オーナーは今日はどちらで出かけようかと、なんとも贅沢な悩みをこれからかかえることになる。
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初めてご自分で運転しアクセルの踏み加減に即座に反応するレスポンスのよさは想像以上のようで感激されていました。
私が初めてヨーロッパでこのクルマを乗った時のことを思い出します。
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エンジンは246よりも軽く,パワフルに回るという。
おそらく246はエンジンをオーバーホールしたてでまだあたりがでていないのでしょう。
それにしても助手席にのっていてもライトウエィトスポーツのような機敏な動きがまるで自分が運転しているかのように体感できる。
アッという間にトップエンドまで回ろうとするエンジン、コックピットに満たされるあのフェラーリサウンド、それにため息がでるほどの美しいエクステリアとコックピットをもつこのクルマは長年フェラーリをみてきた私でさえもいまだに魅せられてしまいます。
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イタリアのような快晴の空の下でgt4でワインディングを走る楽しさはこの上ない。
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山頂にあるレストランでランチをご馳走になりながら、こんな環境に住まわれているオーナーが実に羨ましくなりました。
クルマ好きななら誰でも休日に、このコースをドライブしたくなるはずです。

快音を響かせ、ワインディングを走らせながら、しきり楽しいですねと連呼していたオーナーもお一人で運転した時のさらにパワーアップしたドライブフィールを味わえばよりこのgt4が好きになるはず。
ちなみに私の体重は77キロ。それだけ車重が軽くなれば当然レスポンスも向上します。
お客さんを乗せて走る時に、あれ、こんなに遅かったかなといつも私が感じていることです。

日曜にはこのコースを再び走るというオーナーの感想を今からお聞きするのが楽しみです。
ありがとうございました。

  by cavallino-cars | 2022-11-23 01:37 | Comments(0)

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