29日朝8時のバスでフィオラノサーキットに向かいます。
今回の参加者はアメリカのフィラデルフィアから3人、ヨーロッパから2人、そして日本からは私と弊社からGTBターボを購入いただいたOさんの2人の合計7人。

まずは30分ほど簡単なブリーフィングでフィオラノを308で走るビデオを見た後、

正しいコーリングのラインなどの説明をうけます。

これは1972年のフィラノの写真。回りには何もありません。

9時にブリーフィング会場から3分ほどのピットに向かい、

インストラクターがまず運転して、次に参加者が運転するという前回同様のレッスンの開始です。

彼は私のインストラクターのルカ。今回も私を教えてくれました。
2台の308GTB と1台の308GTS、そしてモンディアルに550というラインアップは前回と同じ。
前回は午後にサプライズで登場したデイトナは今回は最初からドライブできました。

ビルヌーブやニキが走った同じピスタにいる感動とそこを当時のクルマで走れるだけで胸が高鳴ります。

当時は屋根がなかったピットも今回はルーフはもちろん中にはコーナーごとを見れるカメラやコンピューターもセットされています。

後ろのブリッジに当時はミシュランと書いてあった広告は今はシェルに。

ランチの後はスキッドパッドでオーバーステアのコントロールの仕方を覚えます。
6月に受講した時は20年ぶりの体験でレースに出ていた頃の感覚が戻らず踏めなかったアクセルも今回はコースレイアウトもすっかり頭にはいり、少しずつ踏めるようになり、レーシングスピードで走るフィオラノを十分に楽しめました。
3速や4速でGで重くなるハンドルをしっかりと握り、タイヤが少しスライドするのを感じながらのコーナリングのあの感覚。チャレンジでしかサーキットでは味わえなかった感触が308で味わえる悦びは言葉になりません。
アクセルとブレーキのペダルの配置も他のクルマに比べ308は完璧です。
モンディアルはアクセルペダルが高すぎたり、550もしっくりきません。ここで走るたびに308が好きになります。次回はgt4で走ってみたくなりました。
デイトナもレーシングスピードで走っても過去に私が乗ったデイトナよりもはるかにブレーキの効きがよく、コーナー手前では十分に減速してくれます。おそらくノーマルではないと思います。
ストレートの12気筒のサウンドはヘルメットを取って聞けたら昨日のオペラよりも素晴らしい音色だったでしょう。
あっという間の1日でした。
朝の9時から4時まで走りっぱなしでしたが楽しすぎて今回は前回のような疲労感は全くありませんでした。

5時から行われたアワードセレモニーでは参加者中ベストタイムでなんとトロフィーまでいただけるというサプライズもあり、大満足の1日でした。

左は私のインストラクターのLucaさん。そして右のジャケットを着た人がフェラーリクラシケのファビオさんです。
Grazie a voi !!