昨日トラックに載せたDino208gt4 が本日無事に神戸の陸運局で登録を終え、お昼に宝塚にて納車となりました。
ありがとうございました。
東京は雨のようでしたが、こちらは曇り空。

トラックから降ろした後に、簡単な取り扱いの説明をし、30分ほど実際に運転していただきました。
355と512TR をお持ちのオーナーは10分ほどですぐにgt4にも慣れ、私の説明もいらないほど乗りこなしていました。

新しいオーナーもキャブならではの加速と魅惑のサウンドを気に入ってくれたようで本当に嬉しく思います。
少し走ると緑の多いワインディングロードがあるのは羨ましい限りです

乾いた208独特のサウンドを残して去っていく姿も実に美しい。もうこんなクルマは2度と作れないでしょう。
美しいクラシックはたくさんありますが、運転して今のスポーツカーと比べても、優るとも劣らない楽しいクラシックカーは私の知る限り本当に少ないのです。その意味でこの208gt4ほど軽く、アクセルレスポンスがよく、コーナリングの素晴らしいクルマは数少ない1台。湿度の多い日本では今日のような曇りの日でもエアコンが装備されているのはありがたく、2人でのっていてもキャビンを快適に保ってくれます。

40年以上前に作られ、イタリアで33年間を過ごしてきたこの1台がこの町で走ることが奇跡のように思います。
512R や 355 とも違うライトウェイトスポーツのようなドライビングの楽しさはこのクルマならではのはず。
オーナーからのインプレッションが届くのが今から楽しみです。