今回マラネロから約1時間ほどのミランドラという街にある初期型のDino208gt4を購入しました。
4月の出張時にはマフラーがオリジナルでなので購入を見合わせましたが、今回オーナーが純正にもどしたとのことで今月の23日に伺い、確認の上、譲っていただくことにしました。
このクルマの魅力は内外装の美しさに加え、足回りはもちろん、エンジンもピストンにいたるまでオーバーホールをされていることです。
すべてのホースは交換され、オイルの滲みすらないエンジンルームを見れば一目瞭然。
足回りもブッシュはすべて新品に交換され、
ドライブシャフトブーツの美しさはまるで新車のようです。
ホィールは4本とも再塗装され、ホィールキャップに至ってはまるで当時の新品のような輝きを放っています。
近所を数キロですが、走って距離計や他のメーター類も作動を確認します。
オーナーのマッテオさんによれば総額で35000ユーロほどレストアにかかったとのこと。
残念ながらドキュメント類はなかったので翌日整備を実施したトニーオートに行って確認してもらったところ間違いなく2015年に実施していることがわかりました。
このクルマには当時のオプションのエアコンが装備されておらず、日本で乗るのにはかなり時期が制限されることも購入を見合わせていた大きな理由でした。Toni Auto のオーナーに相談したところ出来るだけオリジナルに近いように取り付けることができるとのこと。費用は130万ほどかかりますが日本で取り付けるのは不可能なのでそのままイタリアで取り付けてから運ぶ予定です。
来週に引取り、7月初めに工場に入庫すれば長いイタリアの夏休み前には作業が終わるかもしれません。
フロントにつくDino のエンブレムやホーンボタン、ホィールのセンターキャップなど初期型のgt4にはフェラーリのマークは一切つきません。貴重な1台です。
サイドにつくベルトーネのエンブレムも保存状態がよかったことを示しています。
秋には日本に到着予定。