2006年に英国から私が初めて輸入したDino308gt4 が車検整備のため入庫しました。
今回もガソリンの給油口からタンクまでのホースをまず確認。
まずはリアの給油口側のタイヤとタイヤハウスを脱着します。
下からのぞきながらつまむとこのような状態です。まだ給油中にガソリンが漏れることはないですが、時間の問題なので交換します。
上が新品、下は今までついていたもの。若干大きくなっているのがわかります。
その重量は新品が254グラムに対し
古いものは340グラムと90グラムほど重くなっています。ガソリンなどがしみこんでいるものと考えられます。
ついでにエンジンからのヒーター用のホースも点検。
こちらも口が限界なのと硬化がすすんでいたので交換します。このホースはガソリンタンクの後ろからサイドステップを通って、フロントのブレーキサーボの回りまでつながる1本もの。このまま使っていれば近い将来漏れることは間違いないので交換。ついでにリザーブタンクからエンジンまでの短いホースも交換しました。この手のクラシックカーは手間はかかりますが、それを超える楽しさをもたらしてくれます。細かいところまで手をいれながら自分だけの1台をもつ悦びとキャブレターならではあの加速感と美しいボデイ。40年以上も前に作られたこれらのクルマを維持するのは本当に好きでなければできません。電子キーでボタンを押すだけでエンジンのかかり、油温や水温を常に気にせずに走らせることのできるモダンフェラーリとは異なる趣味性の高いクルマなのです。