弊社のお客様のご要望で2004年モデルの575Mを購入しました。モダンフェラーリとは異なる12気筒のサウンドは軽やかでレーシングカーのような響きはないですが実にエレガントです。
走行はわずか19,000㎞ながら12年間タイミングベルトを交換していないため、まずは交換。
エンジン上についたシルバーに赤のラインの入ったマニホールドカバーをインレットカバーごと取り外します。左右2つのドライブベルトにテンショナーベアリング、ACベルトにオルタネーターのベルトも交換します。308に比べ整備性は極端に悪くなっているためにメカは大変です。
モダンフェラーリになればなるほど作業時間を要するようになりました。
ついでに水漏れがこれから発生する可能性のある矢印のついた3本のホースも交換します。
プラスティック製のリングなので10年以上経過していれば必ず劣化はしています。
308の頃はこのようなパーツが使用されていないのでこのようなリスクはないのがいいですね。