シルバーの308GTBQVが成約となり現在ボディリペアを実施中。
イタリアのナンバーの穴埋めのためバックパネルを塗装するためにテールライトを外します。
本来ライトについているネジが経年劣化のため腐食して触っただけで欠落、
ライトの内側のプラスティックも割れていたため新品に交換することにしました。
こちらはシグナルライト。4つとも全滅でした。すべて新品が入手できたので交換します。
上が新品のもの。
ルーフや
エンジンフード、
フロントフェンダーにあった凹みも修理。
リヤタイヤの後ろにあるバーで丁寧に補修します。
このような特殊な工具を使用して裏側からたたいてへこみを平に復元する作業はまさに職人技です。
これはルーフの内張を前方のみをはずし、ルーフの凹みを直しているところ。
70歳ほどの方に丸一日かけて修復していただきました。
これはリヤタイヤ前の凹みを修復するために工具が入るようにタイヤハウスを取り外したところ。
これは修復前の写真。テープがはってあるところには写真ではわかりずらいですがへこみがあります。
そしてこちらが修復後。ドアも見違えました。エンジンフードにはポツンと飛び石程度の傷がありますがへこみは見事に治りました。こんな職人さんがいるのは本当に心強いです。
前後のバンパーも傷やクラックを補修して塗装しなおします。
308のフロントボンネットは閉める時には必ずステー中央にあるシルバーのボタンをおし、ロックを解除してからでないと閉まりません。
無理やり閉めようとするとアルミのためステーの部分を支点に曲がってしまいます。
それを戻そうとすると写真のようにパネルの骨組にクラックが入ります。今回のQVは裏から見なければわからなかったほどボンネットはフラットでした。上の写真は裏側の黒の塗装を剥いたもの。骨組みのセンターが割れているのがわかります。この部分を溶接し、
さらに両サイドから鉄製のステーで補強し、塗装します。見えないところですがほっておくとボンネットにヒビがはいる可能性があるので修理することにしました。
来月末には塗装作業が終わり、予備検取得のための排ガスレポート取得作業に移ります。