エアコンのコンプレッサーのオイル交換

今日208gt4のお客様からエアコンのガスチャージのついでにコンプレッサーのオイル交換をしたとのメールをいただきました。
まずはジャッキアップしてタイヤを脱着。それからタイヤハウジングを取り外します。
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これでコンプレッサーにアクセスできます。コンプレッサーの真ん中にあるオイル注入口のふたをはずし、スポイトで中のオイルを抜き取ったとのこと。
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右が入っていたオイル。左が新品です。右の緑色をしているのはガス漏れを確認するために発光剤を以前注入したため。
コンプレッサーもエンジンと同じようにピストンがあり、オイルは必要です。
本来だとコンプレッサーを取り外し、ひっくり返してオイルを抜きます。
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その後横にして38㎜から40㎜までオイルを入れてふたをして取り付けます。今回は取り付けたままだったので200㏄ほどオイルを吸い取りましたが、本来の量は330㏄。配管に130㏄ほどが残っていると思われます。それでも古い汚れたオイルを抜き新しいオイルをいれることはコンプレッサーのためにはよく、寿命を長くします。
私が輸入したクルマをここまで愛してくれる人がいることを実にうれしく思うと同時に今後の整備に役立てようと感じました。
通常はタイミングベルト交換時にコンプレッサーを外してオイル交換をしますが、まず大半の工場では実施しないでしょう。今回いただいたメールで輸入時にタイミングベルトを交換する際はコンプレッサーのオイル交換も実施することにしました。ちなみにこのお客様のクルマは輸入時に弊社でオイル交換を実施済みです。今後の納車整備に役立つこのようなメールは大歓迎です。Wさん本当にありがとうございました。参考になりました。

  by cavallino-cars | 2021-05-26 01:17 | Comments(0)

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