リヤのデフューザー

モダンフェラーリには高速でのコーナリングや直進性の安定性をますためにリヤにデフューザーがつく。
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これにより高速での空気の流れによりダウンフォースを増やし、クルマをより地面に押しつける

効果により直線安定性は向上し、コーナリングスピードもあがるのだ。

リヤウイングでも同じ効果が得られるが、ウイングの場合は抵抗があるためデフューザーの方が

より効果的なのです。
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430や458,488などのすべてのフェラーリにはGr.Cのレーシングカーのようなものが装着され

る。果たしてこれは公道を走る速度でどれだけの効果があるのだろうか。

サーキットで走らない限りその効果はわからないようにも思える。
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それに比べ70年代のフェラーリはレーシングカー的なデフューザー装備されていない。

モダンフェラーリとはその作り方が異なる。
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バンパー下のマフラーやバックパネルは昔憧れていたスポーツカーそのもの。

こぶりな308のレーシングカーとは一線を期すボディラインはどこから見ても美しい。

巨大なデフューザーのつくモダンフェラーリと比べると迫力に欠けるようにも見える。

今のスポーツカーはフェラーリに限らず、速さを追求するあまり、行動を走るレーシングカーを

作っているように思う。当時のスポーツカーの基本的なコンセプトそのものが異なってきている。

モダンフェラーリのサウンドはレーシングカーさながらの排気音で、70年代のF1のような

圧倒的な加速を可能にした。

クラシックフェラーリだけの持つ雰囲気や操作感はレーシングカー的なものでなく、スポーツカー

としての魅力なのです。

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リトラクタブルライトは空気抵抗はますが、スーパーカー世代にとっては憧れで今操作してもおも

わずにやつくほど魅力的だ。

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モダンフェラーリは空力を重視しそのラインを形成している。
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フロントには巨大なエアインテークを備える。
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それに比べ40年前のフェラーリにはレーシングカーとは異なる美しさがある。
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直線的なラインと緩やかな曲線で作られるそのボディは実にエレガントで何時間みていても

あきない美術品のような美しさを放つ。

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そのサウンドもモダンフェラーリのレースカーのような音ではなく、音楽と呼ぶにふさわしい。

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それが今でも私が308に心奪われる理由なのです。

  by cavallino-cars | 2020-12-05 19:06 | Comments(0)

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