Alpine A110

Alpine A110_a0129711_18254869.jpg
私が初めてアルピーヌA110に乗ったのは2003年のモンテカルロラリーに参加した時。

Alpine A110_a0129711_18252652.jpg
途中、友人のエリックコマス氏の車を借りての参加。途中彼からラリーのドライビングを教えてもらいました。

ターンインの時にアクセルをオンにし、テールを滑らせドリフト状態にもっていき、

あとはアクセルコントロールでコーナーをクリアしていくだけ。

45°だろが、180°だろうがアクセルのオンオフで自在にノーズの向きを変えられる。

雪道でもターマックでも一度こつを覚えてしまうと面白いようにコントロールできる。

ナビは相当怖かったようですが、アルピーヌがこれほどコントローラブルなクルマであることに感激しました。

そのコントロール性はミッドシップに近く、リアエンジンとは思えないほどでポルシェ911とは全く異なる。

最も近いのはボクスター。その印象が今でも強く残っている。

Alpine A110_a0129711_18313235.jpg
そして最新のアルピーヌにもそのドライバビリティーは継承されている。
Alpine A110_a0129711_19140124.png

今のスポーツカーからするとはるかに小ぶりなA110 だが、それでも当時のものと比べると一回り大きい。

どの試乗記をみてみても、ここまでのインプレッションは書かれていないのが残念。

本来ラリーのために誕生してきたアルピーヌの復刻版たるニューアルピーヌA110。

誰かそんなインプレッションを書いてくれるジャーナリストは日本にはいないですかね。

Alpine A110_a0129711_18261091.jpg
と思いながら本日スペアキーを作るために東雲のアルピーヌの工場に向かう。

途中、横羽線が事故のため、川崎から大師まで1時間の大渋滞。時速20キロでのストップアンドゴーの繰り返し。


Alpine A110_a0129711_18304332.jpg

メーターには40度という外気温表示。普段クラシックを乗っている私は水温が気になってしかたない。

キャブ車なら間違いなくエンジンはかぶり気味になり、アイドリングは不安定に陥り、エアコンは効かなくなる。

心配でコンピューターをいじって水温表示をだそうとしたがでてこない。

Alpine A110_a0129711_18253691.jpg

私の不安とは裏腹にエアコンは効くし、アイドリングも安定。

後でメカに聞いたところ今までオーバーヒートしたクルマは一台もないとのこと。

今のA110はそれだけでも素晴らしい。

車重1110キロに対し250馬力は十分で、その加速やサウンドも十分にスポーツカーとして楽しめる。

昨年生産台数は3304台と1986年当時のフェラーリの生産台数と変わらない。

今のポルシェにくらべれば圧倒的に少ない。その少なさもいい。

真夏にはクラシックフェラーリを乗る気にはなれませんが、アルピーヌを夏用に買うというのもいいかもしれない。

ご興味ある方はご連絡お待ちしております。


  by cavallino-cars | 2020-08-07 19:15 | Comments(0)

<< molto divertent... 38,000kmの308GTB... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE