Alpine A110
ターンインの時にアクセルをオンにし、テールを滑らせドリフト状態にもっていき、
あとはアクセルコントロールでコーナーをクリアしていくだけ。
45°だろが、180°だろうがアクセルのオンオフで自在にノーズの向きを変えられる。
雪道でもターマックでも一度こつを覚えてしまうと面白いようにコントロールできる。
ナビは相当怖かったようですが、アルピーヌがこれほどコントローラブルなクルマであることに感激しました。
そのコントロール性はミッドシップに近く、リアエンジンとは思えないほどでポルシェ911とは全く異なる。
最も近いのはボクスター。その印象が今でも強く残っている。
どの試乗記をみてみても、ここまでのインプレッションは書かれていないのが残念。
本来ラリーのために誕生してきたアルピーヌの復刻版たるニューアルピーヌA110。
誰かそんなインプレッションを書いてくれるジャーナリストは日本にはいないですかね。
途中、横羽線が事故のため、川崎から大師まで1時間の大渋滞。時速20キロでのストップアンドゴーの繰り返し。
メーターには40度という外気温表示。普段クラシックを乗っている私は水温が気になってしかたない。
キャブ車なら間違いなくエンジンはかぶり気味になり、アイドリングは不安定に陥り、エアコンは効かなくなる。
心配でコンピューターをいじって水温表示をだそうとしたがでてこない。
私の不安とは裏腹にエアコンは効くし、アイドリングも安定。
後でメカに聞いたところ今までオーバーヒートしたクルマは一台もないとのこと。
今のA110はそれだけでも素晴らしい。
車重1110キロに対し250馬力は十分で、その加速やサウンドも十分にスポーツカーとして楽しめる。
昨年生産台数は3304台と1986年当時のフェラーリの生産台数と変わらない。
今のポルシェにくらべれば圧倒的に少ない。その少なさもいい。
真夏にはクラシックフェラーリを乗る気にはなれませんが、アルピーヌを夏用に買うというのもいいかもしれない。
ご興味ある方はご連絡お待ちしております。
by cavallino-cars | 2020-08-07 19:15 | Comments(0)