308fiberglass のライトポッド


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初期型のファイバーmodelの308GTBのライトポットはファイバーグラスの一体形成。
今回車検で入庫したイタリアの Lucca から譲り受けたこの固体は初期モデル。

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ロービームが点かなくなってしまったとのことで点検のため、取り外します。
まずはキルスイッチをきり、ライトがさがるのを防止します。

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左右にあるねじを取り、ライトバルブの配線を抜き、ポッドを取り外します。
ファイバーなので傷はつきずらいはずですが、取り外しはむずかしく知恵の輪のよう。
なかなか個人でするには困難な作業です。

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配線の接触不良とリレーの不具合が原因。
それにしても当時の職人による車作りの丁寧さには
こんなところでも驚かされます。

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同じファイバーモデルでも後期モデルとなるとライトポッドは一体式から
ふたの部分だけが後で取り付けられる2分割になります。
とめてあるねじの位置も初期モデルとは異なるのがわかります。
本体はファイバーですが、ふたの部分だけがスチール製になりました。

整備をしやすくするためということもありますが、
やはり生産コストを下げるというのがメインの理由でしょう。

こんな風に以前は車をみることはなかったのですが、初期モデルのオーナーにはうれしい発見になると思います。

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ちなみにこちらはスチールボディのもの。

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80年の最終モデルはこのようになりました。

  by cavallino-cars | 2020-06-09 09:03 | Comments(0)

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