メーターの照明はいつも明るくすべし
経年劣化で暗くなったのではなく、もともと照度が低いのです。
数か月前にお客さんの308を引き取りに伺った。
会社に戻る途中、暗くなってきたため、スモールライトを点灯。
この308でライトを点灯しての走行は初めてでした。
この固体は弊社で販売した車両ではなく、メンテナンスだけを依頼されていた車。
ポジションライトをつけてから10分ほどして焦げるような臭いがし、
さらに3分ほどしてダッシュから煙がでてきた。
接続のプラスティックのカプラーは原型がわからないほど焼失しています。
メカニックに聞くとこのコードが溶けるのは、メーター内のバルブが
確認してみると予想どうり、本来のバルブよりワット数の高い、
おそらく昔のオーナーがメーターを明るくするようにどこかの工場に
照度をマックスにしてれば今回発火の原因の一つとなったコイルは
アンペアの違うバルブがついていたため配線のカプラー部分が発熱して溶け、
その溶けたプラスティックがコイルに落ちて出火したものとおもわれます。
写真上のソケット部分にカプラーが差し込まれる。
現オーナーは夜はあまり乗らなかったようですし、
クリーニングして再使用することができました。
気が付かずに乗り続けていたらメーター回りは溶け落ちていたでしょう。
そう考えると本当に恐ろしい。
新品のメーターはもちろん、中古のものも手にいれるのはかなり困難なので
何か変な臭いがしたり、煙がでたら、安全なところに車を停めて
タコメーターの照明は正規のアンペアのバルブに交換し、
ディマースイッチの照度はいつもマックスにしておくことをお勧めします。
弊社でも今後整備で入庫する車両に関してはこの部分もすべて
by cavallino-cars | 2020-05-16 11:38 | Comments(0)