快晴の空のもとフィオラバンテ氏の愛車だった308をガレージから出して首都高速に。
先週、この車のエンジンが急に不調となった。
いっきにトップエンドまで勢いよく回ったエンジンが2000回転を超えると
突然息継ぎをしてパンパンとバックファイアがでる。
アクセルを踏んでもそれ以上回転が上がらなくなってしまった。
さらに温度が上がると突然アイドリングでエンジンが停止する症状がでた。
フュエルポンプの可能性も考えられたが、電気系の可能性が高い。
ポイント、デスビキャップ、プラグコード、イグニッションコイルも
すべて前回の整備で交換している。

まだ未交換なのはコンデンサーのみ。
とりあえず2つのコンデンサーを交換してみた。

コンデンサーの不良はポイントの火花が正常に飛ばなくなり、
エンジン不調の原因となる。
今日は交換後初めての長距離?のテストドライブ。
首都高速に入谷からのり、銀座、汐留を通過して
レインボーブリッジを渡り、湾岸線をとうり、箱崎から東北道方面に
むかい、向島でおりる30㎞のテストラン。

アクセルにリニアに反応するエンジンの素晴らしさに加え、
4速全開で侵入する高速コーナーでのステアリングに伝わる

タイヤと路面の接地感覚、様々なデバイスのつかないこの感覚こそ
私がスポーツカー、いやクラシックフェラーリに求めているもの。
これほどわくわくし、そしてスリリングな時間はない。

コーナーでブレーキングをしたらスピンモードに入ってしまうかもしれないよう
な速度で横Gを感じながらステアリングを握る手が汗ばむほどの緊張感。

このぞくぞくするようなキャブレターの8気筒モデルのドライビングの楽しさは

10年前に初めてスコットランドのgt4に乗った時から
いまだに私を魅了し続けている。