ドアの下がりを修理したDino208gt4 を板金工場から引き取りに行ってきた。

運転席のドアが下がってきており、
中からドアを開けようとするとドアを肩で押さないと開かないほど。

ドアを開けて端をもって持ち上げると上下に動くのがわかる。
原因はドアととめるヒンジのバーの劣化。
今回その2本を交換し、さらにウインドウフレームにつくラバーモールを交換。
修理前に比べ格段に開閉するのが容易になりました。

会社までの帰り道、東名は連休の初日の土曜ということもあり、
交通量も少なく快調に走る。
2リッターV8エンジンは308に比べトルク感こそないが、
あっという間にタコメーターの針はレッドゾーンに飛び込もうとする。
そのドライブフィールは246と変わらない。
シングルパイプが奏でるエキゾーストノイズは管楽器のように軽やかで、
3000回転で巡行時に奏でるキーンというサウンドは高度3000メートルで聞く
ジェット機内のような音。
これぞスポーツカーといえる足回りは
まるでカートを運転しているようにコーナーをクリアしていく。

途中事故のため40分ほどストップアンドゴーを繰り返しても
水温、油温とも90度を超えることもない。

渋滞解消後、再び全開にした時の乾いたサウンドを奏でるDino209gt4 の
ドライブフィールはまさにスポーツカーそのもの。
浮世離れした加速をするモダンフェラーリもいいが、
40年前のキャブレターのgt4も勝るとも劣らない楽しさをもたらしてくれる。
この美しい美術品のような車の楽しさは実際に乗ってみないとわからない。