古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ

このアルファロメオはローマから1時間ほど東の町、ANCONAから譲り受けた。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12525003.jpg
40年以上前に作られたこのスパイダーのボディの美しいラインやメッキのコントラストの素晴らしさ、
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12570838.jpg
コックピットのこれぞスポーツカーというスピードメータや、
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12531131.jpg
ドライバーの方向にむいたメッキの水温計などの計器類など今みてもうっとりするほどだ。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12534781.jpg
スイッチに彫り込まれたファンスイッチの質感も今のステッカーをはっただけのものにくらべ、各段にいい。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12494528.jpg
見比べると一目瞭然で、ほんの少しの違いではありますがこの美的感覚こそがイタリア車の真骨頂なのだと思います。

古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12522118.jpg
この車のイタリア人のオーナーは築数百年の家をリフォームしながら暮らしている。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_13012692.jpg
前にフェラーリを購入した時は家の場所は教えてくれず、最初は近くのカフェに来るように言われた。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12515970.jpg
その後は心を開いてくれたようで、訪れるたびにランチをご馳走してくれるようになった。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_13031683.jpg
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12564348.jpg
奥さんの手作りの料理と同じくらい、食器や彼らの自宅の美しさは素晴らしい。
テーブルには銀食器がならび、
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_13244231.jpg
家具は数百年前の木製のものがなにげなく置かれている。
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12533150.jpg
これは食後のグラッパ。
グラスとトレイは磨きこまれた銀製のもの。

古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_13245675.jpg
そんな彼らの美しさに対するこだわりは車にも共通している。
ガレージにあるのは70年代の車のみ。
一度だけオーナーにモダンフェラーリには興味がないですかとお聞きしたら、たしかに速くて素晴らしい車ではあるが、
マネキンをみているようで、本当に美しい女性に会った時のようなドキドキする気持ちにはなれないのだとう。

古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_12504176.jpg
美しさを見てきた人達にしかわからない、
古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_13242625.jpg
手作りのみの持つ素晴らしさがこのアルファにもある。

古き、美しきものを愛するイタリアからのアルファ_a0129711_13032418.jpg

今、ショールームにあるのはそんなアルファロメオなのです。

  by cavallino-cars | 2020-01-31 13:05 | Comments(0)

<< フットレストに水漏れの跡 Classic Ferrari... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE