gt4 の初期型と中期以降のバンパーの違い

gt4 の初期モデルのラバーバンパーは角のとがった薄いものが装着される。
ラバーの回りを囲むように取り付けられたクロームのメッキは下の部分もすべて見えている。

中期以降はDino のバッジからフェラーリのエンブレムがつけられ、

伝統のアルミのグリルがつくようになったため

クロームのメッキの下の部分をかくすためにラバー部分は肉厚となった。
手前が後期型、奥が初期型。比べてみるとその違いがよくわかります。
たまに初期型で後期型のラバーバンパーがつくものを見るが、それは事故を起こしたなどの理由で
交換されたと思った方がいい。

クラシックを選ぶ時のもっとも大切なことはオリジナル度の高さとコンディションの良さ。
初期、後期にこだわるよりも状態の良さが一番。

246の後継車としてデビュウしたgt4は2シーターのスポーツカーを期待していた当時のフェラリスタには不評だったが、

後に発表されたピニンファリーナのデザインしたモンディアルと比べると格段に美しい。

しかもホィールベースが伸びたモンディアルは路面の滑りやすい雨の日などは
不用意にアクセルを開けるとすぐにスピンモードにはいるという欠点がある。
簡単に説明するとストレッチリムジンでコーナリングをすることを想像して欲しい。
ホィールベースが長くなるということはスポーツカーにとってその操縦性を極端にスポイルすることになるのです。

246と同じようなドライビングができるgt4はその意味でもコントローラブルでスポーツカーとして各段に優れている。
by cavallino-cars | 2020-01-27 18:52 | Comments(0)