3件目のリフォーム

2年前に母が購入したマンションをリフォームしました。

今回で自宅と実家についで3件目のリフォームです。


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内装は分譲時のままで上の図のような間取り。

それを下のように改装。

収納がありえなほど小さいのがわかりますか。

]以前お住まいになられていた方はベッドルームに大きな衣装ダンスをおいていました。


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購入時のままだと、一人住まいでも衣服や靴は収納不可能です。



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ということでまずは下駄箱の上半分を占めている無駄な部分を上にずらして、



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棚数を増やしました。

もともと5段の収納が9段に。

収納スペースを増やすため、下駄箱の下をさらに10㎝ほど下げました。

扉の裏には靴を履いた時に全体を見たいという女性の要望に応え、アクリルミラーを東急ハンズで購入。

付属の両面テープで貼るだけで簡単につけられます。

重たい鏡の方が映りがいいですが、費用も高く、扉も加工が必要。

靴と洋服のバランスをちチェックするだけなのでこれで十分です。


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上の写真のようにリビング入口扉の右についたインターフォンをキッチンの脇に移動。

来客時にその都度玄関まで見に行くのは面倒。

絶対にリビングにあった方が便利です。


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しかし本当の理由はそこに下駄箱を新たに作ること。

玄関左には座ってブーツや靴を履いたりするのに便利な椅子をオーダーメイドで作ってもらいました。


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インターフォンのあったところに収納を増設。

こちらは13段もありますので靴の収納には十分?です。

これで玄関に何足も出しっぱなしにすることもなくなります。



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もともとはマスターベッドルームのクローゼットの一部だったところです。





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マスターベッドはリビングとスライド式のドアで仕切られていましたが

そこを壁にして内側にクローゼットを作りました。



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上の写真は改装前のもの。

リビングとはスライドドアでつながっており、クローゼットはドアの右にある部分のみ。

増設した下駄箱のスペースとリビング扉の脇の収納だけだったので広さは4倍以上にな
りました。

2段式の下のハンガーポールの高さは女性のワンピースの裾が床につかないギリギリの
115㎝に。

真ん中にはシャツなどを置ける棚を設置。右はコートや長いドレス用。

上にはスーツケースなども置ける十分に高さのある棚もつくりました。


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出かける前に身だしなみを確認できるように壁に姿見をつけました。

あると着こなしをチェックできるのでとても便利です。


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これはマスターベッドから洗面所をみたところ。

朝起きて洗顔に行くときや夜、休む前の歯磨きなどをしに行くときにくつろいでもらえる空間。

美しいものに囲まれての暮らしはクラシックフェラーリのある生活にも通じるものがある。

洗面所手前の左の扉がトイレです。

右の壁は基礎のコンクリから15㎝ほど離れていた壁を基礎ギリギリまで右に移動させ、

できたスペースにテーブルをおけるようにしました。

スタンドや花瓶や鍵置きなどを置くのにも便利です。




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上はもともとのトイレ。



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こちらが改装後。

貯水タンクの上までせり出した収納はもともとの収納の倍近い容量があります。

いつも不思議に思うのですが、なぜ壁の面で収納を作るのでしょう。

イナバウアーのように座って用を足す人はいないので、タンクの上のスペースも有効活用すべき。

狭いマンションに収納スペースは多いにこしたことはありません。

手洗い器の上には新たに鏡もつけました。



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こちらはもともとのバスルーム。



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レトロな感じからモダンな現代風になりました。

扉も一枚のものから折れ戸に変更。

洗い場に椅子をおいても折れ戸ならぶつかる心配もありません。



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こちらが改装前の洗面。

このままだと洗濯機の上はデッドスペースになってしまうので下のようにリフォーム。

下の棚の右にはダイソン用のコンセントも設置。

長いものも収納できるように上の棚は下の棚より10㎝ほど奥行を短くしてあります。



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扉を閉めればかなりすっきりします。



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洗面台右の黒のフレームの鏡はポンと押すと開き、


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リネンなども収納できるようにしました。


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もともとの洗面台は高さが低かったので10㎝ほど上げ、新しいユニットに交換。

左にはアメリカから買ってきたタオルハンガーと拡大鏡を設置。



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下に見えるのは浴室乾燥機のコントローラーです。


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左の引き出しはランドリーボックス。

かごがないのはすぐ右に洗濯機があるから。

洗濯機前の扉が右に開くようにしたのは洗濯物をそのまま入れられるように。



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そしてこちらがキッチン。

天板は黒をあえてチョイス。いい感じです。

下がもともとのキッチン。これは分譲時のものだと思います。



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上の写真のように購入時のゲストルームのクローゼットはキッチンのコンロ右の小さなコーナー部分のみ。


あまりの小ささに驚きます。

それをつぶしたので上のようなコの字型のキッチンがいれられるようになりました。

料理をするのにはこちらの方がスペースも広く、比べられないほど使い勝手はいいはずです。


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これは移設したインターフォン。

断然ここの方が便利です。

下のパネルは左が床暖用のスイッチと右はリビングの照明の調光器。



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リビング入り口にも小さな収納を作りました。



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書類や家電の取説などを入れるのにも便利です。



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リビングとマスターベッドルームの間にあった可動式の扉を壁にして、鏡を設置。


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窓に背を向けても景色を楽しめるようにしました。


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昼間はまぶしいほどの日差しが差し込んできます。



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上は購入時の状態。



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可動式の扉を壊はずし、壁をつくり、スライド式のドアを設置。

扉は引き込み式にして、もともとあったスライドドアより20㎝ほど高いものに。

これで天井がより高く見えます。

窓枠は黒にして英国調に。

奥のゲストルームにはミラーを設置し、奥行きを広くみせるようにしました。

左にはクローゼットを新設。



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収納は改装前より6倍ほどふえていますので気持ちよく暮らせる空間になりました。



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住まいに対するこだわりはヨーロッパに比べ、日本はまだまだ遅れているように思います。



  by cavallino-cars | 2020-01-24 20:27 | Comments(2)

Commented by GTBBlumetallizzato at 2020-01-25 12:26 x
パリに住んでいた頃、ルーブル近くに100年以上の歴史ある建物の一室を借りておりました。50平米ほどの家具付き物件でしたが、普請や調度品のひとつひとつがとても素敵にできていて、部屋から出なくてもパリ生活を楽しめると思えるほどでした。あんなお部屋は日本では無理かと思っていたら、普通のマンションの一室がこんなヨーロッパっぽい素敵な部屋にリフォームできるんですね!飾りモールのある塗りの扉、真鍮色の取っ手、暖かみのある色のダウンライト、部屋中敷き詰められた毛足の長いカーペット、額縁のある大胆な鏡などセンスが本当に素晴らしい!使い勝手も良さそうです。機能、居心地の良さ、使い勝手が高次元でバランスしている308のインテリアとも共通点を感じます。
Commented by cavallino-cars at 2020-01-25 15:13
> GTBBlumetallizzatoさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
パリにすんでいらっしゃた方におほめいただき恐縮です。
私もヨーロッパの雰囲気が大好きで、
壁もあえて壁紙ではなく、塗りにしました。
こだわったドアノブや取っ手など細かい部分に気が付いていただき大変嬉しく思います。
イタリアに行く度に街の美しさに圧倒されます。
子供のころから美しいものに囲まれて育った彼らの美に対するこだわりは車だけにとどまらす、家やファッション、ライフスタイルそのものにまで及んでいます。
一度でもその心地よさを知ってしまうと虜になってしまうのは308と同じかもしれません。

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