乗り方によって選ぶ高熱価プラグか低熱価プラグ

よく何番のプラグをつけていますかということを聞かれたことがあると思います。
308 の指定は高熱価の7番です。
しかし乗り方によっては変えたほうがいい場合もあります。
街のりがほとんどで渋滞を走ることが多く、3000回転くらいまでしか回さない人であれば6番をつけることをお勧めします。

低回転しか使わないと7番だとカーボンが付着し、いわゆるかぶってしまう状態になるからです。
逆にサーキット走行やいつも高回転を使用するような運転をする方が6番をつけてしまうと電極がとけて、最悪の場合はピストンまでも溶かしてしまい、エンジンをだめにする可能性もあります。

高回転モデルのGTBターボはChampion 85G, NGKの9番が指定プラグです。
乗り方によって選ぶ高熱価プラグか低熱価プラグ_a0129711_14325833.jpg
写真の上が9番、下が7番です。
高熱価になるほど熱に強く、電極は中に入り、短くなっているのがわかります。

7番は6番よりも熱に強いため、7000回転で回しても溶けることはなく、熱も逃がす能力が高いため、高温になりすぎず、
いわゆる異常燃焼という状態にはなりません。

しかし7番のプラグを街のりしかしない308に装着するとカーボンが付着し、それにより火花は弱くなり、異常燃焼をひきおこし、エンジン不調の原因になります。

このようにプラグの番ていは非常に重要でエンジンの燃焼効率を大幅に左右します。
定期点検でプラグのやけ具合を確認し、自分にあった熱価のプラグを装着することが大切です。

7番がついてる308のオーナーはなるべく高回転を使って走ったほうがいいでしょう。
といってもイエローゾーンぎりぎりまで回す必要はありません。
5500回転も回していれば十分です。
瞬間的に回すのではなく、高回転で回し続けることでプラグはきれいに燃焼します。

それと3速で1500回転くらいから急にアクセルをあけるものだめです。
これはエンジンを壊す要因となります。
一度シフトダウンしてから踏み込むか、ゆっくりアクセルをあけていってください。

プラグは消耗品なので定期的に交換することもお忘れなく。

  by cavallino-cars | 2019-11-19 14:45 | Comments(0)

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