オリジナルであることにこそ価値がある

1975年から製造されたgt4は初期モデルにいたっては44年が経過しており、すべてオリジナルという固体を探すのは今では非常にむずかしい。
しかしながら自分のガレージに入れるものは出来るだけオリジナルにこだわりたい。
よい固体は年々少なくなってきている。
現在ヨーロッパで売られている208gt4をご紹介しますが、何かしら問題がある車ばかり。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16010106.jpg
この固体はパワーウインドウがついていない。当時のオプション設定にパワーウインドウがあったのでついていないものもあるはず。しかしながらハンドル式のものはこの1台が初めて。
このハンドルもフェラーリ純正かどうかは不明。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16055962.jpg
さらに本来はメッキの下の部分も見える薄いラバーバンパーがつくはずだが、後期型の厚いものが装着されている。おそらくフロント部分をぶつけて後期型のものに交換したにちがいない。
正面から見ると左の隙間が大きく、下がっているようにみえる。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16012540.jpg
その他シートが張り替えてあるもの。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16000974.jpg
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16115083.jpg
マフラーがシングルパイプからツインのものに交換されているもの。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_15595690.jpg
フェンダーのウインカーがGTBの薄いものがついているもの。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16003045.jpg
内装が当時にはなかったデイトナ風シートになっているものや、
異なるハンドルに交換されているものばかり。

年々、オリジナルの固体を見つけるのは非常にむずかしくなってきている。
たかがフェンダーのウインカー、交換すれば問題ないのですが、このレンズは512BB などと共通パーツでオリジナルはマーケットにでてくることはほとんどないのです。
数年前とは比べられないほど価格が上昇してきた今だからこそ、自分で購入するgt4は出来るだけオリジナルにこだわりたいと考えます。
オリジナルであることにこそ価値がある_a0129711_16340084.jpg
ここ1年でこれという208gt4はAosta から7月に購入したもの1台のみ。
日本入港予定は9月15日。
クラシックフェラーリとの出会いはまさに一期一会です。
どこかに眠っているエンツオの遺産といえるような素晴らしい1台にまた出会えることを願います。


  by cavallino-cars | 2019-08-30 16:25 | Comments(0)

<< GTB, gt4 のベンチュレ... 11台目のFerrari Cl... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE