feel the wind

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日曜日の早朝、30年ぶりに箱根にAlfaromeo spider で向かう。
20歳で手に入れた初めてのアルファロメオは2リッターの80年のスパイダーだった。
雨の日も、夏の日もそして冬の日もその1台で過ごした。

夏はあまりの暑さに耐えかね吊り下げ式のクーラーをつけた。
走っている時は効くが、渋滞になるとまったく効かなくなり、室内はサウナ状態。

それでも夏の夜のオープンにして走った気持ちよさは忘れられない。

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この季節は日差しは強いが窓を開けると風が冷たく心地いい。
高速をおりて芦ノ湖スカイラインで幌をたたむ。

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フェラーリのようなクイックなステアリングでないのでコーナーを攻めるという走りではなく、アルファサウンドと風を楽しむ。
速度は60kmほどでも十分に気持ちいい。

ダリルホールやスティービーワンダーの曲が入ったカセットを聴きながらドライブしていると80年代にタイムスリップしたようだ。
細いウッドのステアリングにはドライビンググローブが似合う。

シフトチェンジするたびに助手席にすわる彼女のひざにシフトレバーを握る手がふれるほどタイトなコックピットもいい。


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この車の最大の魅力はなんといっても美しいピニンファリーナのデザインだろう。

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初期型のボートテールのスパイダーよりもテールがきられたようなコーダトロンガの方がすっきりしたイメージで好きだ。
メーターパネルもレーシーでアルファロメオ独特の雰囲気。

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ハンドルが少し重く感じたのでフロントの空気圧を2.2から2.5にしただけで低速でのステアリング操作が軽くなった。

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都内からわずか1時間。新緑の中を走る気持ちよさは格別だ。

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途中ポルシェボクスター、911カブリオレ、フェラーリ355などのスポーツカーに何台もすれ違う。

いつものコーナーをギリギリのスピードで侵入してハンドリングやバランス、足回り、そしてブレーキの確認をする首都高でのテストドライブとは別の気持ちよさがある。

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レースを経験してからは車をコントロールする楽しさのみを追及してきたが、普通に乗っていても気持いいことを思い出した。
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やはり車はできるだけ乗ったほうがいい。
真夏になる前にはまた箱根に来ようと思う。

イタリアでのこのアルファのファーストオーナーは初夏に訪れる別荘で楽しむためだけに購入したという。

箱根にでかけその気持がよくわかった。
次のオーナーにもこのアルファと素晴らしい思い出をつくってほしい。
ガレージにスポーツカーのある生活は実に楽しい。

  by cavallino-cars | 2019-05-21 13:01 | Comments(0)

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