CAR Magazine 7月号


以前カーマガジンでアメリカから輸入されたDino208gt4 を取材した記事をみたことがあるが、
それを知っている人が何人いらっしゃるだろうか。誤解もなにもどういうものかをご存知ない方のために是非ご紹介していただきたく取材を受けさせていただいた。
GTBターボは以前西川さんに取材していただき、ターボはプアマンズ328ではないどころかあの時代のベストフェラーリと言わしめた。Dino208gt4 は308を超えるかというと少しニュアンスが異なる。まったく別の楽しさをもった車なのです。
ライターの吉田氏の書いた記事と私のインプレッションは異なる。




348や355もハイスピードでコーナーに侵入し、クリップ手前あたりでアクセルを少しだけ緩めればスッとノーズがインに入る。
これこそがスポーツカーを運転する醍醐味だ。
348challenge に参戦して、サーキットでアクセルコントロールで車の向きを変えることを覚えた。
筑波サーキットの最終コーナー出口で斜めに入った348の向きをアクセルを少し戻し、メインストレートと並行にさせてアクセルを全開にする。
だが決してアクセルを離すことはなく、あくまでトルクはかけたまま、アクセルを踏む右足を少しだけ上げることでノーズの向きを変える。それが40年前につくられたV8ferrari で簡単に出来てしまうことに感動する。

大人びたハンドリングとは何だろう?
ストラトスほどアクセルで気持ちよいほどノーズがインに入る車はない。
以前モナコヒストリックラリーで友人の元F1driver のエリックコマス氏にラリーカーの運転の仕方を教えてもらった。
ターンインでわざとアクセルをオンにし、テールを滑らせる。あとはアクセルコントロールだけで45度だろうが、180度だろうが、車をすべらせながらコーナーをクリアしていくのだ。ラリードライバーでなくても一度覚えてしまえば誰でも簡単に出来る。
ストラトスは軽く、V6Dinoエンジンのパワーで十分にテールをブレークできる。そのホィールベースの短さもあり極端に言うとハンドルの切り角よりもアクセルでより車の向きを変えることが可能なのだ。
ただその応答性の良さが唐突なスピンを誘発することも忘れてはならない。一度だけ初めてお会いした方の運転するストラトスに同乗させてもらったことがあった。オーバースピードでコーナーに入ったと感じた彼はアクセルを急激にオフにし、その場でスピン。それ以来私は知らない人の車には乗らないようにしている。
一番まずいのはコーナーリング中にアクセルから足を離して、閉じてしまうこと。急にトルクのかからなくなったタイヤは簡単に車をスピンさせる。
アクセルコントロールでスライドさせながらコーナーを走っている限り、スピンすることはないのです。

それではこの車の真価はわからない。
4速で回るようなコーナーを5000回転くらいで進入し、外に膨らもうとするボディを細いステアリングを力をこめて保持する。
さらに膨らもうとする車体をアクセルを軽く緩め、スッとノーズをインに入れたところで再びアクセルをゆっくりあけ、車が次のストレート方向に向いた段階でアクセルを全開に踏みこむのだ。
けっして大人びたハンドリングではない。スポーツドライビングそのものだ。最後にライターの方はオーナーとなる人物が精神的に成熟している必要はあるとある。私は精神的に成熟しているとは言いがたいが、この車の素晴らしさを理解するにはそんなものは必要としない。
トップエンドまであっという間に吹け上がるエンジンと今のモダンスポーツカーに比べ、ひけをとらないばかりか、路面状況を的確に伝えるステアリングやシャーシバランスの良さ、これこそがこの車の真骨頂だ。

さらにギア比も308よりもショーターギアを採用し、エンジンの非力さをギアでカバーするよう工夫がされている。
タイヤも308の205/70/14に対し、少し細い195/70/14を装着することにより、最高速を上げているのだ。


ついついレーシングスピードで走っていると40年前の車ということを忘れてしまいがちだが、油圧が上がらなくなればオイルが抜けてることが考えられるし、水温が上がれば、電動ファンのトラブルやウェーターポンプの故障やベルト切れが考えられる。
オーナーとなる人はそういった意味で車にある程度成熟した人であるべきだろう。




by cavallino-cars | 2017-06-01 19:27 | Comments(6)

タイトルに代表されるように、空疎で中身のない言葉遊びの文章の羅列で、何を伝えたいのかさっぱりわかりませんでした。
クラシックカーを貶めるような表現さえありましたし。
あの車の良さ、楽しさ、美しさが全く感じとれず、とても残念です。
クラシックカーといえども、車は走ってなんぼの世界だと思っています。

車重が一人分重くはなってしまいますが…私にとっては十分なスポーツカー体験でした。
