alfaromeo 1600 spider

桜の開花宣言もちらほら聞こえてくる季節になってきた。
オープンカーにとってはまさにシーズン到来だ。

今から6年前イタリアのローマから226キロ、北北東にむかったアドリア海沿岸のアンコーナから譲り受けたアルファロメオ1600スパイダーが戻ってくる。
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日本で最初のオーナーに納車したのは2014年3月末、桜が満開の時期だった。
納車前のテストドライブに青山の桜並木を走ったことを思い出す。

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初めてこの車をイタリアでオーナーの隣に乗せていただいた時のことは今でも鮮明に憶えている。
イタリアの田舎道を2速、3速で走った。
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フェラーリほどハンドリングはクイックではないが、アクセルでノーズをコントロールできるその運動性能の高さはデュエットの船を操船しているようなふわふわしたものとは一線を期す。昔のレース活動をしていたアルファロメオを彷彿とさせる。
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それでいてすべてがオリジナルという貴重な1台。

当時、日本では伊藤忠オートが正規代理店で輸入されていたのは2000ccの右ハンドルのみ。私のファーストアルファロメオがまさにその1台だった。

レースに参戦したおかげで当時とは比べられないほど、車をコントロールする楽しさを覚えた。
その意味でこの1600スパイダーがさらに好きになった。

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フロントフェースはDino246gtにもつうじる可愛らしさ。

現代のオープンカーは安全基準によりドアが肩の高さまでせり上がってしまった。
ドアに肘をかけて、風を感じながらのエレガントなドライビングスタイルはこのアルファのオーナーの特権だ。

コックピットのメーター類も独特の形状でセンターコンソールの並んだメーター類はすべてドライバー側に向いているのもかっこいい。

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アクセルを全開にすればこれぞアルファサウンドというエキゾーストノートが背後から飛び込んでくる。

4月初旬にはショールームに展示予定。

  by cavallino-cars | 2019-03-23 18:43 | Comments(0)

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