Reggio Emilia のDino246gt

ミラノからおおよそ1時間、南に下ったReggio Emilia のディーラーに向かう。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09121788.jpg
目的は1オーナーの72yのDino246gt。走行は50,220km。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09405762.jpg
内装は足元のカーペット以外はすべてオリジナル。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09411883.jpg
シートとドアパネルとバックパネルは型押しのビニール製のこのタイプがオリジナルだ。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09131805.jpg
今から10年以上前に所有していた246はビニール製のオリジナルのシートだったが、革に張り替えてしまったことを今では後悔している。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09400328.jpg
次に買うならオリジナルのシートが欲しいと思っていた。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09420299.jpg
308もいっしょだが、どれだけオリジナルのものが残っているかがクラシックフェラーリを買う上で最も重要なことなのです。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09230134.jpg
シートベルトはバックルタイプのものに変更してあるが、オリジナルのKLIPPAN製のものもあるので購入の際は元のオリジナルに戻してくれるという。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09144387.jpg


こちらがオリジナルのKLIPPAN製のもの。当時のF1でも使用されていたメーカーのものだ。

Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09133951.jpg
エンジンをかけてみると軽く回り、明らかに調子がいい状態なのがわかる。
オーナーはこの他にAlfa 1600spider, Fiat dino spider など数十台を持つコレクターの方だが、高齢のために手放すことにしたという。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09124490.jpg
ホィールにはCROMODORA と Dino の刻印が入るオリジナルが装着。Dino ではなく、Fiat の文字の入るものは当時の純正ではない。
エンジンルームも適度にメンテナンスされているのがわかる。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09151167.jpg

リアクォーターウインドウのメッキモールを止めているマイナスのネジも当時のもの。
この小さなネジがオリジナル。今では入手が困難でレストアしたものは大きなサイズのネジがつくものもある。

Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09141707.jpg
もちろんルーフの生地も当時のものでコンディションはご覧のような素晴らしい状態だ。
Reggio Emilia のDino246gt_a0129711_09154106.jpg
今やDino246 の価格はクレージーなまで高騰してしまったが、それでも自分のガレージに納めたいという方にはお勧めする。
自分のガレージにおきたくなる246に久しぶりに出会えた。
今や価格が高騰し、シートは新品の革で張り替えられ、元の状態がわからないほどきれいにレストアされたものが多いなか、オリジナルコンディションでこれぞDinoという1台をお探しの方には最高の1台になるにちがいない。


  by cavallino-cars | 2017-05-27 09:49 | Comments(0)

<< italia30台限定モデルの... いざミラノへ >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE