328からDino208gt4 に

まだヨーロッパから船にのる前に申し込み金をご入金いただき、土曜に初めてご覧いただいた。
以前ご来店された時にショールームに展示中の弊社の輸入した車を何台かご覧になり、まだ見ぬgt4の申込金をお振込みいただいたと思う。
5月末に日本に到着して、リヤのナンバーの穴埋めや塗装の補修におおよそ1ヶ月、その後、整備に2ヶ月をかけた。タイミングベルトの交換はもちろん、


納車整備費用は総額で200万円は超えてしまったがそれはすべて弊社負担。すべてはお客さんに私がイタリアで初めて乗った時のあの同じ感動を味わって欲しいため。
幸い土曜は快晴。まずはお客さんと一緒に首都高に。キャブ車の特徴で1速ではゆっくりアクセルをあけないとキャブレターにガソリンがいっきに入り、咳き込んでしまうので右足の踏み加減は多少気を使う。


お一人で運転した時には車は私の体重分だけ軽くなるのでその運動性能はさらにあがる。
特にブッシュを交換したばかりの足回りは秀逸で、195/70/14の細いタイヤが実にしなやかに路面を捉えているのがわかる。初めてこの車の助手席に乗られた方はこの速度でコーナーに侵入して何事もなくクリアしていくことに驚かれる。さらにクリッピングポイントで外に膨らもうとするノーズがアクセルを少しだけ戻すとスッとインに入る様はまさにスポーツカーとよぶにふさわしく、gt4のバランスの良さがよくわかる。試乗を終えられ、正式にご契約いただいた。
新しいこのgt4のオーナーは数ヶ月前まで328を所有されていた。
328よりもはるかに楽しいとの感想をいただき、私もほんとに嬉しく思います。
以下はお客さまから本日いただいたコメントです。
回す必要はあるのでしょうが、思っていた以上にパワフルでした。高速での安定性、俊敏性、道路の継ぎ目でもあのスピードでばたつかない足回りのしなやかさ。アイドリング時は静かですが、ひとたび回転を上げるとキャブレター特有のエンジン音。やはりこれが自分は好きです。
降りた後のボディラインの素晴らしさ、40年前の車だと言うことを忘れてしまいそうです。
いや、40年前のフェラーリだからこそなのでしょう。
ブログで話されている内容が実感できました。
40年間イタリアを走り続け、ドイツにわたったのこの美しいgtが41年目に日本の道路を走ることになる。実に感動的です。
弊社で輸入した208gt4はこの車が10台目。
いつか新しいオーナーのMさんにもイタリアに行っていただきたい。


ご契約ありがとうございました。
by cavallino-cars | 2018-09-10 16:41 | Comments(0)