458 speciale に乗って感じたこと

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F812を乗った後ではあれほど速く感じられた458スペチアーレが時代遅れの車のように感じられてしまう。


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当時はレーシングカーのようなダイレクト感があったパドルシフトも最新のモデルと比べるとショックは大きく、しかも繋がりが遅い。

初めて458スペチアーレに乗った時のベストフェラーリと思えたインプレッションは数年で過去のものとなってしまった。

これほどまでに進化し続けていくフェラーリの技術は素晴らしい。

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F12から812に乗り換えた時にも足回りがリファインされ、ショックが高級セダンのようにしなやかになったこと、さらにはシフトアップやダウンシフトの速さに驚いた。

同じパドルシフトの車では明らかに最新モデルが格段に進化しているのがわかる。

458スペチアーレが605馬力(ノーマルの458は570馬力)、488は670馬力、812は800馬力と年々そのスペックはパワーアップされていく。

最新のフェラーリにのってしまうと前のモデルに戻る気持ちにはなれない。

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一方、シフトノブでギヤチェンジを行うクラシックフェラーリとよべる308で同じコーナーに入るとモダンフェラーリのようなパドルシフトではないせいもあるのだろうが、488や812と比べる気がおきない。

まったく別の次元の楽しさがある。

アクセレーションにいたっては比べようもないが、2速、3速、4速とフルスロットルでアクセルを踏んでいける気持ちよさ、コックピットに満たされるキャブレター独特のエキゾーストノートの心地良さは格別だ。

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シフトダウンしてコーナーに侵入してほんの少しだけアクセルを戻せば、ノーズがスーッとインに入りこむ応答性のよさはまさにスポーツカーを操縦しているという満足感がある。


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すべてがコンピューターで制御され、車がコントロールしてくれる488や812とはまったく異なるドライビングは古き良き時代へのノスタルジーか。

ヒールアンドトウ(私はロールトゥ)でダウンシフトした時にゲートに吸い込まれるように入るシフトフィールの気持ちよさ。

パワーアシストのつかない細いステアリングを握る両手から伝わってくるタイヤのグリップ感。

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コーナーでの外に膨らむ車体をステアリングを押さえ込むように腕の力でアンダーステアがでる車を制御する感覚は今のパワーステアリングのついた車では味わうことが出来ない。
車をコントロールする楽しさに溢れている。

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限界が低いからこそ楽しめる車との一体感こそが40年前に作られた308が今乗っても実に楽しいと思える要因だ。

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車をコントロールするだけの楽しい車は他にもたくさんある。

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しかしフェラーリ308やgt4 ほど魅力的なエクステリアをまとった車はない。


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その外観のみならず、コックピットに座るたびにイタリアの芸術的な美しさにつつまれるような高揚感がある。

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しかも華美ではなく、手作りだけのもつエレガントな空間。スポーツカーに求めるすべてがそこにある。

一度この楽しさと美しさを味わってしまうと麻薬のようなものでこの車を手放せなくなるのです。


  by cavallino-cars | 2018-08-02 10:35 | Comments(0)

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