812superfast

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初めて599に乗った時はその加速の凄さに何人のオーナーが高速でフルスロットルに出来るだろうかと思ったほどだ。
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その後に発売されたF12は首都高速でアクセルを全開にすると、あまりに速く、ステアリング上部に付くLEDの表示が全て点灯するまでアクセルを踏み続けることができないほどのGを背中に感じた。少なくとも599では赤いLEDライトの右端が点灯するまでは恐怖心はなく踏めたがF12のパワーは強烈でステアリング上部のLEDが左から右端まですべて点灯するのを確認するまでアクセルを踏み続けるにはサーキットのような場所以外では躊躇するほどなのです。

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F12 は初めてF40をフル加速させた時よりも格段に速く、フェラーリ史上最大の740馬力の加速は想像以上。
トラクションコントロールをオンにしていてもリヤタイヤが空転し、テールが左右に動くほどだ。かつての重く、スポーツカーとしてのレスポンスがV8に劣るというイメージはF12からは全く受けない。
一度この12気筒の加速を体験してしまうとあれだけ速く感じた488がアンダーパワーに思えてしまう。
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812はさらにパワーアップされ800馬力となる。F12から乗り換えた印象はクラッチの繋がりが実にスムーズとなり、特に低速時に感じたF12のシフトショックが全く感じられず、助手席にすわり、目を閉じていればメルセデスに乗っているのかと思ってしまうほどだ。

その足回りでも同様でF12で首都高の継ぎ目でゴトッと感じたショックも812からは何も感じられないほどスムーズになっている。
70年代のF1と同じ加速が一般道で誰にでも体験できてしまうことは技術の進歩として当然評価出来る。
一部の方はエンツォが存命していた頃の美しさが失われ、上場したフェラーリに創業時のスピリットが無くなったと批判的な人もいるようですが、一度でもF12や812に乗って1速、2速、3速とアクセルを踏み続ければ、フェラーリがピュアスポーツであることを理解するはずだ。
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上の写真は812。ミラーのステーがF12 (上から2番目の写真)と比べるとリアフェンダーがでているために長くなっている。

問題は800馬力を公道で十分に楽しめるかどうかだろう。レース経験のある私でも怖いほどの加速をする812を公道で限界に近いコーナリングを楽しむことは難しい。
コーナーで少しアクセルを緩め、ノーズがスーッと中に入ってクリップを抜けていくスポーツカーならではのドライビングはもはや一般道では不可能だろう。
これからますますパワーアップされ、近い将来1000馬力のフェラーリも登場する日が来るかもしれない。

全て電子制御でとてつもなく速く走れる車より、その車をコントロールして走る喜びが得られる車こそがスポーツカーと呼ぶにふさわしいと考える。800馬力の812は実に素晴らしい車でその速さはデザインを超越するほど印象的だ。と同時に初めてスポーツカーを乗る方には極めて危険な1台とも言える。何台もフェラーリを乗り継いで来られた方だけが乗りこなせる車なのです。

異次元の速度を体験できるsuperfast とクラシックフェラーリを乗り比べると40年のフェラーリの進化を感じる。
モダンフェラーリに乗って308GTBやDinogt4 の素晴らしさもまた再認識できる。
5000万円という高額な価格を支払えば、公道で誰でも70年代のF1と同じ加速が楽しめてしまうという時代がきた。

  by cavallino-cars | 2018-05-25 10:17 | Comments(0)

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