ベルギーのDino308gt4
期待とは裏腹にその車は走行25000kmとは思えないほど、いや間違いなく一回りして125000kmにちがいない。
左のバーの黒い部分の上にあるのがわかりますか?
オイルクーラーへのダクトもノンオリジナル。
本来の位置には目隠しのふたがしてある。
ピラーの下の小さい丸いカバーの場所です。
一番右がチョークレバー。下にずれて上に穴があいているのがわかりますか?
ヒーターレバーも左右のフラップのレバーもノブの高さがばらばらです。簡単に治るのですけどね。
ちなみに現地でこのGTSの価格は13万ユーロ。日本円にして1700万円。
フェラーリはイタリアで買いつけてきたとのこと。本国にも私が買いたいと思うような車がなくなっているのを実感します。
唯一興味があったのはDetomaso のクラシックのF1だ。
なんとこのディーラーの67才のオーナーのもので、今年のモナコヒストリックにエントリーしているという。
オーナーにランチをご馳走になった。F1ほど運転しやすい車はないとのこと。
万一事故をおこしてもすぐに病院までヘリで送ってくれるし、安心だとのこと。
確かに、ラリーで谷に転落して何時間も救出を待つ話は良く聞きます。
海外では救急車でも100万以上するのにヘリはいくらするのか、そちらの方が気になります。
もちろん海外旅行保険ではレース中の事故は免責です。
デトマソは1億以上はするようです。日本ではミッレミリアのようなラリーは人気ですが、スピードレースに数千万円の車を買ってエントリーする人はまだまだ少数。
モータースポーツへの考え方や取り組み方の違いを感じます。
コンテナの扉をあけて自分が想像していたものと違うコンディションの車がきたら立ち直れません。
しかもかなり高額ならなおさらです。
by cavallino-cars | 2018-04-09 17:53 | Comments(0)