もっと走っていたい!

前にもご紹介したが、オーナーはF40 と288GTO、50などスペチャ-レを所有しておられる。
そのメールはGTBターボ最高です!!からはじまる。全文をオーナーの許可をえたのでご紹介いたします。
GTBターボ最高です!!
3500回転~5500回転が多用されるワインディングでは、288より遥かに爆発力のある走りが楽しめます!
もっと走っていたい.... 気がつけば夜になってしまいました。

40よりも加給圧が低く、軽快に立ち上がる分、思い切って踏み込めます。
とはいえスリリング! タイヤを換えておいてよかったです。

対してこの車は加速の炸裂感があり、288にくらべ路面状況のあまりよくない峠でもスタビリティーが高く、ステアフィールも落ち着きがあり、思い切って踏み込めます。
またGTBターボには288で過去何度もセッティングを試みてきたリアのバタつきがなく、路面追従性のよい、しなやかな足回りがいいですね。
GTカーとしての快適な乗り心地も気に入りました。いつまでもどこまでも走っていたくなります。
ブレーキフィールも素晴らしい。
288のオーバーサーボ気味のロックしがちなカックンブレーキとちがって峠を攻めている時の減速フィールが踏力に対して効き方が自然でダイレクト、スポーツカーとして秀逸です。
その際のステアリング剛性も30年前のフェラーリとは思えません。

正直、永く288と付き合ってきた身としましては少々複雑な心境です。
考えてみるとこの車の完成度は生産年次に起因しているのかもしれませんね。
ターボ実験期の208ターボから始まり、288GTOを経て、それらのネガティブの部分を解決してターボフェラーリの完成形のF40 のワールドプレミア前にエンツォがイタリア国民のみにプレゼントしたスペチアーレだったのかもしれません。

公道で気軽にスポーツドライビングが楽しめるエレガントなベビー40といった感じです。

日本での奇跡の再会に感謝します。
3台のフェラーリを乗り比べられたオーナーの意見は非常に貴重です。
私もまったく同感です。今や288も40も1億円をこえるスーパーフェラーリですが、GTBターボはまだ頑張れば手が届くところにあります。
美しく、しかも乗って楽しい車こそ自分のガレージにおいておきたい。
I様、impression ありがとうございました。
Felice anno nuovo !!
by cavallino-cars | 2017-12-28 11:06 | Comments(0)