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先週の金曜、英国から譲り受けたDino308gt4 のエンジン調整を実施。今月新たなオーナーの元に納車されるgt4と色は似ているがこちらの車のほうがブルーの色が少し明るい。

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エアクリーナーボックスをはずしてまず気がついたのはメッシュ入りのフューエルホースがすべて新しいものに交換されていること。


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プラグを外してみたらなんとイリジウムプラグが装着されていた。

高価なプラグをつけていることやフューエルホースやウォーターホース類がすべて交換されていることからも前オーナーのこのgt4に対する思いいれが感じられる。

毎回感じることだが、キャブ調整を行ったこのF106 と呼ばれるV8engine ほど官能的なものはない。

右足の微妙な動きにも即座に反応するレスポンスとあのキーンという独特なサウンドはフェラーリならではのもので、いつ乗っても胸が躍る。

まさにスポーツカーと呼ぶにふさわしい。
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英国から輸入したこのgt4はキャブ調整の後、予備検査を取得するために一時工場に入庫。

その後12ヶ月点検整備のために二コルオートモビルに入庫し、弊社のショールームに戻ってくる。


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Dino308gt4は今みても実にはっとするような美しさを放つが、この車の本当の素晴らしさは実際に乗って見なければわからない。

40年も経過するとオーナーがどのように扱ってきたかによってそのコンディションは大きく異なる。


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この固体のようにオリジナル度の高い、程度のよいものは非常に少なくなった。
このライトブルーメタリックのエクステリアはこのgt4をさらに魅力的にしている。

  by cavallino-cars | 2017-04-09 14:37 | Comments(0)

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