ミラノから南東へ4時間。マチェラータに見に行ったのは79年モデルの89,000kmの208gt4。
待ち合わせの広場でオーナーを待つこと5分。調子よさそうなV8エンジンの音が近ずいてくるのがわかる。

期待していたがこちらも5分で終了。まず塗装がひどすぎる。

リアトランクフードの裏にいたってはタクシーでもこんな塗装はしない。
普通はオリジナルのカラー番号のついたステッカーははがして塗り終わってからはる。

ヘッドライトは黒のカバーにまで赤の色がとんでいる。

左右の小さなウインカーライトはGTBのものがつく。

ステアリングはノンオリジナル。シートやドア内張り、室内灯などはオリジナル。

インパネにプリントされたFAN HAZZARD WIPE SPEEDなどの文字はところどころなくなっている。

ホィールは塗装のはがれがいたいたしい。こんな扱いをされてきた車は日本に持ってくる気にはけっしてなれないのです。
ひとつおかしいところがあると次から次へとでてくるもの。

ドアロックのノブも通常はプラスのネジのタップが上部にきってあるがこの固体につくのはこれ。

オリジナルはこちら。
ミラノから4時間もかけてきたのにがっかりです。
いまではコンディションのよいgt4に出会うことが本当に少なくなりました。