スチールボディとファイバーボディとの差
ファイバーは一人で、スチールは2人で乗ったにもかかわらず、ファイバーボディの軽さはあまり体感できなかったからだ。
今思うとファイバーのキャブの調整やプラグの状態などのコンディションが悪かったとしか思えない。
さてその違いは予想を上まわるものだった。
アクセルを踏んだとたんにノーズがリフトする力強さがファイバーの方が格段によいのがわかる。
今まであれほどレスポンスが良く思えた自分の車がアクセルを踏んでも少々もたつくように感じると言わしめたほどだ。
今回初めて同じコンディションのものを乗り比べて、100キロのボディの重量差は予想以上に大きな違いをもたらすことが明確にわかった。
誤解しないでいただきたいのであえて申し上げるが、けっしてスチールボディの308が遅いといっているのではなく、ファイバーモデルとの比較においてであり、当時のスポーツカーとして十分に速く、魅力的な車であることには間違いない。
古くて美しい車は他にも多くあるが、今でもとばしてここまで楽しく、美しい車を私は他に知らない。
フェラーリは今でも私を魅了し続けて、はなさない。
by cavallino-cars | 2017-06-21 18:04 | Comments(0)