GTBturbo の排気漏れ

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GTBターボのオーナーからヘッドライトを明るくして欲しいのとリクエストがあった。
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工場まで自走している途中排気漏れに気がついた。
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リフトアップするとウエストゲートからマフラーにつながるマニホールドの蛇腹部分が切れてそこから排気漏れがしていたことが判明。ウエストゲートの作動時のショックを吸収するためターボにはこの蛇腹がつく。ちなみに328にはこの部分はストレートのまま。
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今回はオリジナルパーツが入手困難なため、この部分を切断し、伸縮性のチューブを溶接することにした。
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マニホールドをつなぐボルトもやせてご覧のような状態。
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すぐにどうこということはないかもしれないが、将来ぽっきり折れてしまう可能性もあるのでこちらも交換。
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Coのサンプリングのチューブにも小さな穴があいていたため、とりはずし、
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付け根の穴はボルトで塞ぎます。これで排気漏れの修理は完了。
ヘッドライトもキセノンに交換し、
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メーター回りのライトも明るいバルブに交換。
最終確認をしていたら助手席側のロックが効かないことが判明。
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とりあえず内張りをはずしてみる。
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すると鍵穴からでるプラスティックのバーが本来、上のネジ部分につかなければいけないはずのものが脱落していた。こちらももとの位置に取り付けて無事作動することを確認。
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製造されて30年も経過しているのでこのようなトラブルは仕方ないこと。きちんと直せばまだまだ現役のスポーツカーには負けない魅力を発揮します。
オーナーから次回はアキュムレーターを交換したいとのリクエストがありました。
生産台数わずか308台。288GTOの半分ほどしかマラネロから出荷されていないGTBturbo。
その意味でも大変貴重なフェラーリだ。しかもその加速はF40 を彷彿とさせるほど凄まじい。その意味でもベストコンディションで楽しんでいただきたい。
そのために点検整備には是非入庫していただくことをお勧めします。

  by cavallino-cars | 2017-02-13 19:16 | Comments(0)

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