
この固体は6月に一度見に来ており、その時試乗もした車。

ご高齢のオーナーとの交渉が長引き、やっと契約できたので再度確認のために見に来たのだ。

朝早くに立ち寄った208gt4はいうにおよばず、ドイツのgt4と比べても欠点というところが見あたらない。比べることじたいがナンセンスというほどコンディションが違いすぎるのだ。

美しく輝きを放つボディは2年前に完璧な塗装が施されている。当時の価格で2万ポンド以上。

オーナーのこの車への思いいれがそのままひと目見た瞬間から伝わってくる。

リアのトランクのカーぺットはもちろんオリジナル。

トランクオープナーの状態もご覧のような完璧な状態を保つ。修理を引き受けた工場のフロントにお会いして話す機会があったが、お金にいとめをつけずにメンテナンスは行ってきたという。

タイミングベルトも3年前に交換済みだ。

ホィールもきれいにレストアされ、このまま東京のショールームに飾ってもおかしくないコンディションなのだ。もちろんマニュアルや工具も揃う。

美しいペイントにきちっとあった隙間や、

オリジナルの内装、光輝くメッキトリムなど、まさに私が求めているものがすべてこの固体は持ち合わせている。

本当にこのような状態のよいgt4と出会える確率は年々少なくなっている。

また一台、素晴らしいgt4が日本にやってくる。
今から入港が待ちどおしい。東京到着予定は12月。