入港後の点検整備

弊社が輸入したクラシックフェラーリは前回ご紹介したgt4のようにまず駆動系の点検を行い、その後、塗装の補修を行ってショールームに展示される。
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今回イタリアのファエンツアから譲り受けた89年のGTBターボも同様。毎年イタリアの正規ディーラーで整備をされてきた車で過去10年間の書類もそろう。
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今回は油脂類の交換はもちろん、
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硬化した前後左右のブレーキホースを交換。ショックが黄色だったのでメカに確認したところ後期モデルはビルシュタインの黄色のものがつくのだそうです。
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腐食した水のリザーブタンクのキャップを交換、
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オイル漏れのあったオイルパンとミッションケースのガスケット、チェンジシャフトシール及び、
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カバーも新しいものに交換。
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シートは今まであまり気にしていなかったが、メカに背もたれの遊びがなくなりますというのでヒンジのネジのまし締めを左右ともに行ってもらった。
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確かにガタガタと1センチほど前後に動いた背もたれがカチッと固定される。シートを取り外し、写真の部分とその裏の部分とセンターコンソール側の部分の6角のネジを増し締めする作業です。
毎年現地のディーラーで整備を受けていたのがわかるとメカニックは言っていたが、それでもこれだけの作業を行わなければなりません。
今週末には整備を終えて、リアのナンバープレートの穴埋めのために板金工場に移動します。

  by cavallino-cars | 2016-09-08 21:00 | Comments(0)

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